SIMフリーとキャリア版のXperiaの良い点と悪い点、購入時の注意点を解説します

Xperia
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2020年8月よりソニーストアでも取り扱いを開始した「Xperia 1」「Xperia 5」「Xperia 1Ⅱ」。

2020年10月現在では、主要3キャリアにてXperia 1、Xperia 5の取り扱いを順次終了していっていることから事実上「5Gに対応していないXperiaを買える最後の場所」になりつつあります。

 

ということで、この記事では

  • SIMフリーとキャリアの両方でXperiaが販売されているけど、どちらのモデルを買えばいいかわからない。
  • SIMフリー機種が初めてで設定とかがよく分からない
  • 購入したいけど、ネットでスマホを買ったことがないから心配

こういった疑問に答えます。

 

この記事を書いている私は、現在SIMフリー版Xperiaを使っており、何回も初期設定を行っています。
過去に初期不良(別記事を参照)にも当たっており上手に対処した他、ネットで高額商品を購入した経験もあります。
このような経験をした私が、解説します。

 

 

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SIMフリーとキャリアのXperiaについて、それぞれの良い点と悪い点を解説します

簡単にSIMフリー版、キャリア版それぞれの良い点、悪い点をまとめると以下のようになります。

 

SIMフリー版の良い点

  • その1:スペックが高く、デュアルSIMに対応している
  • その2:国内、海外の幅広いキャリアで通信することができる
  • その3:余計なアプリがインストールされていない
  • その4:機種によってはキャリア版よりも本体価格が安い
  • その5:キャリア版に近い本体サポートを受けることができる

 

SIMフリー版の悪い点

  • その1:選べない本体カラーがある
  • その2:買っただけでは直ぐに使用できない
  • その3:不良品に当たった時の対応が面倒くさい

 

キャリア版の良い点

  • その1:SIMフリー版で選択できない本体色を選べる
  • その2:「相談できる体制」がしっかりしている
  • その3:通信プランも同時に契約するので買っただけでそのまま使用することができる

 

キャリア版の悪い点

  • その1:サポートを除くSIMフリー版の良い点

 

SIMフリー版の良い点

その1:ストレージ容量が大きく、デュアルSIMに対応している

SIMフリー版Xperiaはキャリア版に比べてスペックが高いです。
Xperia 1 / 5 は128GB、Xperia 1Ⅱは256GBのストレージを搭載しています
更に、Xperia 1Ⅱはメモリ容量も12GBにパワーアップしています。

また、デュアルSIMに対応しており、「電話専用のSIM」と「通信専用のSIM」を組み合わせて利用できたり、仕事用とプライベート用のSIMを1台のスマホで使い分けることができます。

 

その2:国内、海外の幅広いキャリアで通信することができる

SIMフリー版Xperiaは国内のキャリア全ての通信に対応している他、海外の幅広い通信キャリアにも対応しています。

端末を変更せずに通信キャリア、プランを変更したり、海外旅行先で購入したSIMカードをそのまま使用することも可能です。

 

その3:余計なアプリがインストールされていない

SIMフリー版Xperiaにはキャリア製のアプリがインストールされておらず、使わないアプリをアンインストールしたり、ストレージに困ることがなくなります。

その分、それぞれのキャリアで最低限必要なアプリ(主に通信量を確認するアプリなど)も一切インストールされていないので、後から追加する必要があります。

 

その4:機種によってはキャリア版よりも本体価格が安い

SIMフリー版Xperia 5はキャリア版に比べ、本体価格が安いです。
キャリア版と機能に変更がなく、尚且スペックも向上しているので同じ機種内での乗り換えや、2台目として丁度いいスマホになっています。

ただし、「スマホお返しプログラム」といった残価設定型の分割払いには対応していないので、現在、このような形式でスマートフォンを買っている方は注意が必要です。

 

その5:キャリア版に近い本体サポートを受けることができる

ソニーストアでSIMフリーのXperiaを購入した場合、本体の交換・修理に対応した「Xperia ケアプラン」に加入することができます
このサービスは、携帯キャリアの端末補償サービスの内容とほぼ同じで、年間2回の本体交換と回数制限無しの修理サービスを一定の負担金で受けることができます

Xperia ケアプランはソニーストアで購入時のみサービスに申し込める他、支払い方法も年額と月額に分かれており、年額であれば5,000円、月額であれば500円となっています。

但し、ソニーストアで購入するタイミングのみ申込みが可能な点はデメリットになりますが、キャリアの端末補償サービスとほぼ同様の機能をこの価格で実現できる点はとても良いと思います。

 

SIMフリー版の悪い点

その1:選べない本体カラーがある

これはXperia 1Ⅱに限った話になりますが、キャリア版のみ選択でき、SIMフリー版では選択できない本体カラーがあります

それは、「ブラック」でSIMフリー版Xperia 1Ⅱは光沢のあるブラックカラーを選択することができません。その代わり、SIMフリー版限定のマットなブラックである「フロストブラック」を選択することができます
光沢のあるブラックが好きな方はキャリア版の機種を購入することになりそうです。

 

その2:買っただけでは直ぐに使用できない

SIMフリー版Xperiaは購入時に本体のみが到着するので箱から開けて直ぐに使用することができません
通話、キャリアメールなどを受けるためのSIMカードの準備やAPN設定を行わなければいけません。

そのため、契約しているSIMカードを持っていない方や、5Gプランに契約変更をする方はキャリア版を購入したほうがいいと思います。

 

その3:不良品に当たった時の対応が面倒くさい

万が一本体の初期不良に出会った場合の対応がキャリア版よりも面倒くさいです。
キャリア版の場合、近くのショップに駆け込むことで対処してくれることが多く、即日で対応してくれることもありますが、ソニーストアなどで購入した場合は故障した機種の発送などの手間がかかり、対処に数日かかることがあります。

そのため、本体到着までの数日間使えるスマートフォンを用意していない場合は若干キツくなるかもしれません。

 

キャリア版の良い点

その1:SIMフリー版で選択できない本体色を選べる

先程のSIMフリー版の悪い点その1でも説明しましたが、本体カラーの光沢のあるブラックはキャリア版でのみ選択することができます。

キャリアロゴが入るといった問題はありますが、それでも光沢のあるブラックカラーの本体が欲しい人はキャリア版を購入しましょう。

 

その2:「相談できる体制」がしっかりしている

キャリア版Xperia最大の魅力は近くの携帯ショップで相談できる体制が整っていることです。
端末の初期不良や困った点の相談、修理時の代替機の貸し出しなどSIMフリー版ではできないことを行ってくれます。

年配の方やスマホについてあまり詳しくない人はキャリア版のXperiaの方がオススメです。

 

その3:通信プランも同時に契約するので買っただけでそのまま使用することができる

キャリア版のXperiaの場合、大抵の場合は購入時に通信プランの契約を同時に行います。
そのため、携帯ショップで購入すれば初期設定、動作確認を行ってくれるので買ったままの状態で直ぐに使用することができます。

スマホについてそこまで時間を掛けたくない方や新規で契約する場合はキャリア版の方がオススメです。

 

キャリア版の悪い点

その1:サポートを除くSIMフリー版の良い点

結論、サポート以外の点はSIMフリー版よりも悪いです。
低く設定された本体のスペック、それでいて大して変わらない本体価格、余計なアプリのオンパレード。機種を購入する度に変更しなければいけない契約内容など、既に満足している環境がある人にとってはオススメすることはできません。

 

SIMフリーの機種の設定は初めてでも特に問題ない理由

結論、問題ありません。
なぜなら、設定すべき内容はAPNについてだけであり、キャリアで公開されている情報を当てはめて入力すればいいだけだからです。
データ移行も同様、GoogleアカウントやSDカードがあれば簡単に移行することができます。

 

私自身も、初めてAPN設定を行った時は直ぐに電波を掴まなくて焦りました。データ移行についてもどれをどのように使えばうまくいくか分からず、苦戦しました。

 

私が初めてデータ移行をしたときはGoogleアカウントでのデータ移行、SDカードでのデータ移行のそれぞれを使ってやりました。その結果、SDカードで移行した場合、アプリアイコンの画像がアルバムアプリに表示されてしまうといった不具合があり、Googleアカウントで移行した場合は、バックアップされていない内容があり、追加でデータを移行する必要がありました。

 

APN設定も同様、初めて行った時は設定が正しいのにも関わらず、直ぐに電波を掴んでくれなくて焦ったこともありました。
しかし、それらのことも事前にバックアップされている内容を確認したりすることで解決できましたし、APN設定後に再起動をしたらいいので問題はありません。

 

ここまで読んでくれた方は、もしかして「できそうな気はするが、情報が多すぎてどの情報を参考にすればいいか分からない」と感じるかもしれません。

しかし問題ありません。
APNの設定方法やデータ移行については、SIMフリー版Xperiaの発売に合わせてソニーが公式でやり方を動画で分かりやすく説明しています
ですので繰り返しになりますが、SIMフリーの機種の設定は初めてでも特に問題はありません

 

ネットで購入する際に、気をつけるべき点3つ

  • その1:購入前に決済方法を確認しておく
  • その2:クレジットカードや銀行系のデビットカードを使う時は3Dセキュア用のトークンを用意する
  • その3:カードの利用限度額を確認しておく

その1:購入前に決済方法を確認しておく

ネットで購入する際には予め自分の使用する決済方法が対応しているかどうかについて確認しておきましょう。
例えば、自分の普段使っているデビットカードは対応しているかどうかについてはソニーストアのチャットやLINEで確認できますので、分からない場合は相談してからにしましょう。

 

その2:クレジットカードや銀行系のデビットカードを使う時は3Dセキュア用のトークンを用意する

近年、詐欺や不正利用防止のために一部のデビットカードやクレジットカードでは高額商品の購入の際に3Dセキュアを使った2段階認証を求められる場合があります。

万が一求められた場合は、各種カードを発行した際に貰ったトークンなどを利用してワンタイムパスワードを発行、入力しましょう。
3Dセキュアの認証画面については多くの場合、注文手続きが確定した旨を表示する画面の前に表示されるので画面が出ても焦らずに対処しましょう。
ワンタイムパスワードの発行については各種カード会社に確認するようにして下さい。

 

その3:カードの利用限度額を確認しておく

SIMフリーXperiaに関しては問題ないと思いますが、クレジットカード、デビットカードで購入する場合はカードの利用限度額を確認しておきましょう。

万が一カードの利用限度額を超える場合は、注文が拒否され、確定されないので購入前に必ず確認するようにしてください。(著者は過去にこれでやらかしたことがあります。)
利用限度額を上げる方法については、各種発行会社に確認して下さい。

 

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