【昨今の大学が販売するパソコンってどうなの?買うべき?】最新機種を見ながら現役大学生の視点で解説してみた

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このブログでは2年ほど前に、「大学が販売しているパソコンは必要最低限で、他のことをやる人にはオススメしない」と解説をしました。

実際、筆者自身「2年前はこの解説で合っていた」ということに自信を持っていますが、現在はどうでしょうか?

そんな訳で今回は、そんな「大学が販売しているパソコン」について、2023年度入学生向けにリリースされた機種を見ながら解説したいと思います。

大学が販売するパソコンってどうなの?」「大学からパソコンについて連絡が来たけど、どの機種を選べばよいか分からない」という「もやもや」を抱えている人、過去に大学が販売したパソコンを買った方は是非お読みください。

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大学が販売するパソコンのメリット・デメリット

改めて、大学が販売するパソコンのメリット・デメリットを確認します。

メリット

  • ・充実したサポート体制
  • ・高品質な機種を定価より安い価格で購入できる

最大の魅力は充実したサポート体制です。

購入後に起こり得るパソコンの故障といったトラブルに対して、大学内で修理受付ができることや大学によっては修理中の代替機などを貸してくれます

これは、他の場所で購入したパソコンでは絶対に行えないことであり、パソコンを毎日使用するような大学生や、パソコンに対して詳しくない人にとって非常に有り難いことです。

修理受付のイメージ

また、購入時に4年間のサポートが付帯するため、大学生活を行っている期間は安心してパソコンを使い続けることができます。

その他、大学で購入した場合のみ加入できる補償もあるため、サポート体制について右に出る者はいないでしょう。

長期サポートのイメージ。大学・機種によっては盗難にも対応する。

高品質な機種を定価より安い価格で購入することができるのも魅力の一つです。

大学が取り扱っているパソコンの多くは、大学が様々な条件の元で選定した国内メーカーや国内にサポート拠点を設けているメーカーになります。

そのため、比較的高品質な機種が多く、尚且つ大量発注を行うことから定価より安い価格で購入することができます。

例えば、大学が取り扱うパソコンに多く採用されているPanasonicのLet’s Noteシリーズは、一般で買おうとすると20万円超えは当たり前の機種です。

Let’sNoteの価格。カスタムモデルであるとはいえ、同モデルでも30万円を超えてくる。【画像はPanasonic Store+より参照】

そのため、定価で買おうとすると中々手を出すことが出来ない機種なのですが、そんな機種を大学では安く購入することが出来ます。

以上、2点が大学で販売しているパソコンを買うメリットです。

デメリット

  • ・性能が低い場合がある
  • ・人によって価格が割高に感じることがある

デメリットとしては「大学によって性能が低い場合がある」ということです。

大学で販売されているパソコンはあくまでも「大学生活・講義を行う上で必要な性能の機種」という前提があります。

そのため、あくまでも「必要最低限」というのが大学が販売しているパソコンであり、性能を求める人にとっては選ばないほうがいい場合が存在するのも事実です。

また、人によってはパソコンの価格に対して割高感を感じる場合もあるでしょう。

同等の性能の機種で価格の安い機種は一定数存在するので、割高に映ってしまうのもデメリットだといえます。

以上、2点が大学で販売しているパソコンのデメリットです。

2023年度入学生向けに販売しているパソコンはどんな機種?

まず、2023年度入学する学生向けに販売されているパソコンはどんな機種でしょうか?

ここでは、パソコンの評価基準の一つである「性能」に着目して考えてみます。

参考までに、ある大学の「2023年度向け入学生向けに大学が販売しているパソコン」の性能は以下のとおりです

2023年度入学生向けパソコン2020年度入学生向けパソコン
機種名Let’s Note FV3Let’s Note SV9
OSWindows 11 HomeWindows 10 Home (Windows 11 Homeにアップグレード可能)
CPUIntel Core i7 1260PIntel Core i5 10210U
メモリ (RAM)16GB (LPDDR5)8GB (LPDDR3)
ストレージ (SSD)512GB (M.2 PCIe Gen 4)256GB (M.2 PCIe Gen 3)
グラフィックエンジンIntel Iris Xe GraphicsIntel UHD Graphics
ディスプレイ14インチ QHD(2160×1440) アンチグレア加工12.1インチ WUXGA(1920×1200) アンチグレア加工
バッテリー持続時間約17時間約12.5時間
本体重量約1.1kg約1kg
価格約20万円約16万円
備考Officeは大学側で貸与(学生全員が対象)Officeは大学側で貸与(学生全員が対象)

表の隣に書いてあるのは筆者が入学した2020年度入学生向けに大学が販売したパソコンの性能です。条件や購入対象者はいずれも同じになります。

この表から理解できるように、全体的に性能がボトムアップされていることが分かります。

パソコンの処理性能を左右するCPUはIntel Core i5からワンランク上のCore i7へ内蔵グラフィックスもIntel UHD GraphicsからIntel Iris Xe Graphicsへと進化しています。

Intel UHD GraphicsとIntel Iris Xe Graphicsのスコア比較

また、「パソコンの作業スペース」であるメモリも8GBから16GBへディスプレイも12インチのSVシリーズから14インチのFVシリーズへ進化し、バッテリー持続時間も約5時間伸びていることが分かるでしょう。

ですが、その分価格も高騰しており2年間で5万円高くなっているのも事実です。

今回は比較できるデータの母数が1つのため、これだけで判断を行うのはあまり良くないでしょう。

ですが、大学が販売するパソコンが年々性能が高くなり、値上がりしている傾向にあるのは間違えありません。

性能向上や原材料費の高騰などを考慮して、全体的に価格が上がることはやむを得ないと考えますが、それだけの価値はあるのでしょうか?

次の章では、この点を解説します。

大学生向けPCの値上げに「価値」はあるのか?

結論、筆者としては値上げ分の価値があると考えています。

その理由は、性能の進化を含めて「これ1台で出来ること」が増えているからです。

2020年度入学生向けPCは主にビジネス的な使用をメインにしており、動画編集やCADといった高グラフィックな作業はかなり厳しい側面がありました。

実際、筆者が使用しているPCも同じグラフィックエンジンを搭載していますが、動画編集といったグラフィカルな作業をやるとパソコンがカクついてしまいます

筆者所有のVAIO SX14(Intel UHD Graphics【第10世代】搭載)でFF14ベンチマークを計測した結果。これではまともにゲームすることが出来ない。

また、ストレージやメモリの容量も少なく、講義以外でパソコンを使用する場合はストレージが枯渇してしまうといった問題も起こります。

筆者の身の回りでも、大学が販売したパソコンを使用している人でストレージが枯渇している人を多く見てきました。

そのため、様々なソフトを動かす上ではかなりキツい面が垣間見えます。

そういった点から、当時の記事では「普段の大学生活以外でパソコンを使用する」場合はオススメしないとしていたのです。

2年前に公開した記事【現在は非公開】の一部から抜粋。 当時多く販売されていた機種では課外活動までカバー出来ていなかった。

ですが、2020年のコロナ禍を経由したことで、あらゆる可能性が考慮されたからか2023年度向けPCはかなり進化しています。

進化の度合いについては、前述したパソコンの性能を見れば一目瞭然です。

実際に、同様の構成のパソコンをレビューしましたが、本気を出せば中量級ゲームをすることも可能なほか、動画編集やCGもカクつくことなく作成できました

Intel Core i7 1260P(Intel Iris Xe Graphics搭載)のDell XPS 13PlusでFF14ベンチマークを計測した結果。画質を落とせば快適に動作する領域まで進化している。

勿論、これはパソコンによって異なってくるので一概には言えませんが、間違えなく基礎性能は高くなっている上に「これ1台で何でもこなせる」という状況になっているのは事実です。

そのため、これまで「大学用パソコン」では物足りず、追加でパソコンを買うといったこともなくなるでしょう。

そうなれば、状況次第では10万円以上お金を浮かすことが可能なはずです。

「大学用パソコン」のこれまでのイメージとこれからのイメージ

以上より、約5万円の値上げはある程度許容することが出来ますし「20万円で講義、課外活動、プライベートまで全てをマークできるパソコンと、おまけに4年間の充実したサポートが手に入る」と思えば、価値はあるのではないでしょうか。

それでも「大学が販売するパソコンは高い」と感じる人へ

ここまでは「大学が販売するパソコン」について、値上げされていても買う価値があるのか?を性能の側面から解説してきました。

実際、大学が販売するパソコンは性能以外でも、大学内で修理を受け付けるといったサービスや代替機の貸出といった充実したサポートが付帯することも魅力の一つです。

そのため、「他にはない充実したサポートを受けられる」と考えれば、この価格は悪くないように感じます。

ですが、それでも「大学が販売するパソコンは高い」と感じる人も居るのは事実でしょう。

ここからは、そんな方に向けて「大学生のためのパソコンの見つけ方と絶対に守るべき条件」について解説します

これから解説する条件や方法を守った上で、パソコン本体を安く抑えることが出来る場合があるので是非参考にしてください。

その1:大学が提示するパソコンの性能と同じものかそれ以上のものを選ぶ

大学が提示しているパソコンの性能と同じものかそれ以上の機種を選びましょう

その理由は、大学入学前からパソコンの性能がどれだけ必要かなんて分かる訳がないからです。

実際、価格だけを重視して大学が提示するパソコンの性能より低い機種を買う人がいます。

様々な事情があることは理解できますが、大学入学前に「自分が大学で何をやるか?」なんて的確に想像することは出来ません。

想定していなかったことが起こる場合もあるので、大学が提示したパソコンの性能はしっかり守りましょう

仮に、大学側が提示した性能以上の機種を買えるのなら万々歳。あくまでも「最低ラインは大学が提示するパソコンの性能」だと考えましょう。

大学側が求めるパソコンの性能の例

また、Officeに関しては大学によって契約状況や必要か不必要かが異なります。

大学側が包括契約を行っており、入学後にインストールできる場合もあれば、購入時点で搭載を必須とする大学もあるのでその点もしっかり確認しましょう。

その2:補償は4年。アクシデントサポートにも加入すること

パソコンの延長保証への加入は絶対しましょう

その理由は、大学生活では高確率でパソコンが故障するからです。

これは学部によって異なりますが、大学生はパソコンを想像以上に酷使します。

皆さんが想像している以上に課題をこなしたり、プライベートでパソコンを使う場面も多くなることでしょう。

実際、「補償なんていらない」という意見もありますが、真面目な話、いくら大切に扱っていてもパソコンは想定もしていない場面で突然壊れます

筆者も普通に使っていたパソコンが壊れ、2回修理に出しているのも事実です。

「壊れたら買い替え」と考えているのならば補償に入らなくても問題ありませんが、そうでないなら延長保証へ加入しましょう。加入年数は4年で問題ありません

また、故障の原因は内部的なものもあれば、外部からの突発的な原因ということもあります。

そして、通常の補償では、そういった外部的・突発的な原因で起こった故障はサポートされない場合があるのです。

このような場合に備えて、突発的な故障にも対応できるサポート(アクシデントサポート)にも加入しましょう

Dell等のメーカーの場合、通常保証に他に落下、水没、落雷などをサポートする保証を追加でつけることが可能。必ず付けるようにしよう。【画像はDell公式サイトより】

その3:購入先はメーカーオンラインストアで。学割を駆使する

購入先はメーカーのオンラインストアにしましょう。そして、学割は駆使すべきです。

一見すると高く見えがちなメーカーのオンラインストアですが、会員や学生に対して大幅な割引を行っていることが多いです。

また、学割の範囲は様々で、小学生からカバーしているメーカーもあれば教職員やPTAまでもカバーしている場合があります。

PCメーカーLenovoの学割の事例。対象者は小学生からと幅が広い【画像はLenovo公式サイトより】

メーカーによって割引率は異なりますが、かなり安く購入することが出来るのです。

更に、自分が求めるパソコンの性能に変更することができるため、自分に合ったパソコンを手に入れることが出来ます

前述した延長保証への加入もできるので、メーカーのオンラインストアで買うのがマストでしょう。

「パソコンについてよく分からない人は大学から買っておけ」そうオススメできる時代になった

この記事では、大学で販売されているパソコンについて実際の機器を交えた上で考察・解説をしてきました。

最後には、大学以外でパソコンを買う場合はどうすればいいのか?を筆者の経験を交えて紹介しました。

この記事で伝えたいことをまとめると、「パソコンについてよく分からない人は、取り敢えず大学から買っておけ」ということです。

2年前に解説した際にはこんな事を胸を張って言えなかったので、かなり進化したのではないかと思います。

本ブログでは、大学生向けのパソコンやその周辺機器に関して様々な視点から解説した記事を公開しています。

以下にリンクを貼っておきますので、是非参考にしてください。

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