遂にこの日がやってきました。
2022年の年末にLinkBuds/LinkBuds Sと同時にマルチポイント接続に対応することが発表されたWF-1000XM4。待望のマルチポイント接続対応アップデートが降臨しました。
事前の発表では、12月末と言われていただけに2月になっても降ってこない状態を心配しましたが、対応したとのこと。
今回は、そんなアップデートを適応したWF-1000XM4をレビューしたいと思います。
記事の後半では、アップデート時の注意点も解説します。
過去のWF-1000XM4に関する記事は以下をご覧ください。
アップデート内容の概要
今回配信されたアップデートの概要は以下の通りになります。
- ・アップデート内容:マルチポイント接続に対応
- ・アップデート後のソフトウェアバージョン:2.0.0
- ・アップデート方法:Android/iOSアプリ「Headphones Connect」を使用
詳細は以下のサポートサイトを参考にしてください。
アップデート内容をザックリ解説すると、タイトルにある通りマルチポイント接続に対応しました。
マルチポイント接続とは、複数台(2台)の機種を同時に接続し、音声を再生できる機能のこと。
具体的な使用例として、パソコンとスマートフォンを2台ペアリングしておけば、パソコンで作業中にスマートフォンに着信があった時もヘッドホンを着用したまま対応することが可能になります。
2台同時に音を再生することはできません。
複数台の機器を並行使用している人にとってはかなり有り難い機能になります。
マルチポイント接続の使い方
マルチポイント接続の使い方は以下の通りです。
- 1WF-1000XM4に最新のアップデートを適応させる(前提)
2023年2月28日時点の最新バージョンは2.0.0 - 2「システム」タブにある「2台の機器と同時に接続」をONにする
ON/OFFを切り替えると、自動的に再接続が行われるの - 3再接続後、「ステータス」タブ内にある「接続済みの機器」をタップ
枠で囲った部分をタップする - 4「ペアリング済みの機器」内から選択し、接続 or 「”+” ボタン」をタップしてペアリング
ペアリング済みの機器から接続する場合、接続される側の機器の電源を入れておく必要があります。
また、電源が入っておりペアリングが出来る状況であれば、アプリ「Headphones Connect」から接続することも可能です。
音を再生する機器についても「Headphones Connect」アプリから選択することができます。
LDACコーデック時でもマルチポイント接続に対応
過去に販売されたソニー製ヘッドホンを使用されている方にとってはご存知のマルチポイント接続。
便利な機能ではありますが、従来の機種においては「LDACコーデックではマルチポイント接続が出来ない」という問題がありました。
筆者の使用しているWH-1000XM4も、マルチポイント接続をONにするとコーデックがACCに固定されてしまいます。
ですが、WF-1000XM4においてはLDACコーデックを使用していてもマルチポイント接続を使うことが可能です。
利便性と音質を同時に実現しているため、かなり有り難い部分に感じました。
また、以下のツイートにあるように、LDAC対応機器とそうでない機器を同時に接続した場合、音が出る機器に合わせて自動的にコーデックが変更されます。
アップデート時の注意点
アップデート適応に時間がかかるので注意
アップデート時の注意点として、アップデート適応に時間がかかることが挙げられます。
今回のアップデートは、機能追加が行われるためAndroidであれば約35分、iOSであれば約60分程かかります。
筆者も実際にアップデートを行いましたが、ソフトウェアのダウンロードにかなり時間がかかっており、10分程度の動画を数本見終わる程でした。
ソフトウェアのダウンロード中はヘッドホンを使用し続けることが出来るので、時間があるタイミングで気長に待ちましょう。
また、インストール自体はそこまで時間がかからず完了したので、「ヘッドホンが使用できない時間」は少ないといえます。
「自動電源OFF」機能は必ずOFFにすること
WF-1000XM4には、ヘッドホンを外している状態が一定時間以上続くと自動的に電源がOFFになる機能があります。
この機能をONのしたまま行うと、アップデートの最中に電源が切れて故障する可能性が高いので注意しましょう。
まとめ:WF-1000XM4ユーザーは今すぐ適応すべき神アップデート
今回のアップデートについてまとめると、「WF-1000XM4ユーザーは今すぐ適応すべき神アップデート」だといえます。
マルチポイント接続については、複数の機器を使用している人にとっては便利な機能であり、様々な場面で活用することが可能です。
まだアップデートを行っていない人は条件と時間を揃えて、そして「マルチポイント接続に対応したらWF-1000XM4を買おう」と考えていた人は是非この機会に買いましょう。
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