- バッテリー不良のWF-1000XM4を修理に出そうとしている人
- ひょんなことからバッテリー不良のWF-1000XM4を手に入れた人
- バッテリー不良のWF-1000XM4を見つけた人
以前、当ブログでは片耳のバッテリーに問題が生じているSONY WF-1000XM4を修理に出した経緯と結果について記事にしました。
その記事は多くの読者にとって役立つ情報となったようで、今もなお多くの方々から閲覧いただいていることに心から感謝しています。
しかしながら、その時の記事では、「ソニーストアの延長保証期間内のWF-1000XM4」の修理について述べたもので、メーカー保証期間が経過した製品(中古で購入したものなど)の修理については触れられていませんでした。
そこで、今回は「メーカー保証期間を過ぎたバッテリーに問題があるWF-1000XM4の修理結果」について、経験をもとに紹介していきます。
「バッテリー問題を抱えたWF-1000XM4を修理に出そうと考えている方」、「ひょんなことからバッテリーに問題があるWF-1000XM4を手に入れた方」、「バッテリーに問題があるWF-1000XM4を見つけた方」、本記事が皆様の参考になれば幸いです。
前回までのあらすじ
SONY WF-1000XM4には、一部の個体で片耳のバッテリーの消費が顕著に早いという問題が存在しています。
これは片側のイヤホンの電池が短時間でなくなるという故障で、多数のユーザーから報告が寄せられている現象です。
筆者自身もこの問題を体験し、詳細な動作確認を行った後、修理のために製品を送りました。
そして、修理後はほぼ新品同様の状態でイヤホンが戻ってきました。
修理期間やその他の詳細情報については、過去の記事を参照していただきたいのですが、ここで一つの疑問が生じました。
それは、「保証期間が切れている個体の場合、修理結果はどうなるか」ということです。
この回の修理は、筆者がソニーストアの3年ワイド補償に加入していたため、無償での修理は分かっていました。
しかしながら、一部の読者の中には保証期間が終了している製品についてはどうなのか気になっていることでしょう。
この疑問を解決するために、この記事では保証期間が切れた製品の修理について取り上げます。
前回の修理内容をより詳しいことを知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
いざ、修理へ
今回用意した個体について
今回は、中古通販サイトにてバッテリー不良のWF-1000XM4を購入しました。
説明欄の内容は「バッテリー不良」というものでしたが、具体的な症状はどんな感じでしょうか。
ソニーが公式サイト上で提示している条件を元に検証していきます。
動作条件は以下の通りです。
- ボリューム:中央値
- コーデック:AAC
- DSEE Extreme:OFF
- ノイズキャンセリング:ON
- その他の機能:OFF
以上の条件で、3時間以上駆動しない場合は相談して欲しいとのことでした。
検証の結果、R側(右側)のバッテリーが異常に早く消費されており、1時間足らずで再生できなくなってしまいました。
購入時にあった通り、バッテリー不良個体であることに間違えはなさそうです。
以前、筆者が修理に出した際の症状と比較すると、こちらの方が軽微なものでありますが、同じ症状が出ていることには変わりありません。
そんな訳で、無事今回の検証条件は満たすこととなりました。
では、早速修理に出していきましょう。
修理へ出す方法
ソニー製品の修理を依頼する方法は、大きく二つに分けることができます。
一つは「オンラインで修理依頼をする方法」、もう一つは「対面で修理を依頼する方法」です。
対面での修理依頼は、全国に展開しているソニーサービスステーション、ソニーストアの直営店、ソニーショップ、あるいは家電量販店を訪れ、直接故障した製品を持ち込む形となります。
家電量販店等の店舗で購入された方や、対面で相談しながら修理依頼をしたい方には便利な選択肢です。
一方、オンラインでの修理依頼は、ソニーの公式ウェブサイト、ソニーの公式LINE、またはMy Sonyアプリから行うことができます。
ソニーサービスステーションやソニーストアから遠くに住んでいる方、ソニーストアオンライン、オークションサイト等で購入された方はこの修理方法になります。
故障した製品の発送については、運送業者に引き取ってもらう方法と、自分で修理拠点まで送る方法があります。
オンラインからの申し込みの場合、ソニー指定の運送業者が引き取りに来てくれますので、発送にかかる全ての作業を依頼することが可能です。
バッテリー不良個体のWF-1000XM4の場合、以下のサイトから修理を依頼することも可能です。(この場合、発送については運送業者に引き取ってもらう方法に固定されます。)
今回は、オンラインで修理を申し込む方法ではなく、自分で修理拠点へ発送する方法で修理に出しました。
ソニー公式LINEを通じて発送拠点を確認し、直接その場所へ製品を送る方法です。
この方法での修理依頼は初めてでしたが、以下にある注意事項を読みながら行えば怖くないでしょう。
修理拠点へ直接発送する方法
【発送する上で必要なもの】
- 「氏名、住所、電話番号、製品型名、症状、メールアドレス」をメモした用紙
- 保証書と購入日が分かる書類(メーカー保証期間中の場合のみ)
ここでの注意点は「発送時の送料」と「製品の送り付け先」の2つです。
この方法の場合、保証期間であっても、製品の送付に伴う往復の送料は依頼者が負担しなければなりません。
尚、これは「原則」そのような対応となっているため、実際は片道の送料だけで済む場合もあります。(今回は片道のみ送料を負担しました。)
また、製品の送り付け先についても、住んでいる都道府県によって異なります。
そのため、予め自分の住んでいる都道府県に対応した送り先を、ソニー公式LINEにて確認しておきましょう。
因みに、筆者が在中している石川県の場合、製品を送り先は大阪府になるとのことです。
また、この方法を選ぶと、ユーザーが直接修理拠点へ発送することとなります。
そのため、製品を適切に梱包する等、発送準備も必要となりますので、その点もお忘れなく。
修理代金の支払い方法や修理期間については、他のソニー製品の修理時と同様ですので、ここでは詳しく説明は省略させていただきます。
今回は、ヤマト運輸にて梱包材 + 送料の合計で865円かかりました。
修理結果
結論
結論、無料で左右のイヤホン本体のみ新品に交換されて戻ってきました。
詳細の修理内容については以下の画像を参考にして欲しいのですが、今回の修理では充電ケースの交換はされず、イヤホン本体のみの交換されていました。
丸ごと新品が送られてくる訳ではありませんでしたが、イヤホン本体は実質新品に交換されたといってもいいでしょう。
前回の修理では充電ケースも交換されて戻ってきましたが、今回の場合、ケース側に問題はなかったといえます。
そんな訳で、「バッテリー不良のSONY WF-1000XM4は、保証期間外であっても無償で修理及び交換対応をしてくれる」というのが結論です。
修理にかかった期間
今回修理にかかった期間は、配送期間も含めて3日でした。
木曜日の朝に修理品を発送し、金曜日の午前中に到着、同日の午後には修理が完了して発送されていたので、配送期間を除いて考えると1日も経たずに完了したこととなります。
筆者の知る限りではこの修理期間は最速であり、メーカー側から修理受付番号を伝えられる前に完了していました。
実際、修理受付番号のメールが届かず、心配になってソニー公式LINEに問い合わせをしたら返事が来たくらいだったので、迅速な対応だったといえます。
前回の修理では、発送を含め18日かかっていたことを考えると、同様の不具合に対する対応がマニュアル化されているのだろうと推測します。
まとめ
今回は「保証期間外&バッテリー不良のWF-1000XM4を修理に出してみた」ということでお送りしました。
これまで、「保証期間が過ぎてもバッテリー不良のWF-1000XM4は無料で修理してもらえる」という情報を耳にしていましたが、それが実際に行われたため普通に驚きました。
結果として、今回はバッテリー不良個体を約8,000円で入手し、修理先へ発送するのに約900円かかったので、合計10,000円満たないで新品同様の個体を手に入れることが出来ました。
ソニー公式としては「保証なしの場合、20,000円以上かかる」としていますが、今回の結果として、実際は無償でやってくれる場合もあることを確認しました。
ですので、同様のトラブルに悩んでいる方は修理に出してみてはいかがでしょうか。
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