Xperia 5ⅢとGalaxy S21の2台を所有して分かった両者の「魅力」と「弱点」

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・Xperia 5ⅢとGalaxy S21ってどっちが良いの?
・両端末の魅力と弱点は?
・これから購入するならどっち?

2021年に発売され、現在に至るまでハイエンドスマートフォンの座に残り続けてきたGalaxy S21とXperia 5Ⅲ。

筆者は2022年に入り両方の機種を購入。実使用感を含めたレビューを行ってきました。

この記事では、そんなGalaxy S21とXperia 5Ⅲの2台を比較して端末の魅力と弱点をレビューするとともに、これから購入するのならどちらがオススメなのかを紹介します。

中古品を購入しようと考えている方、特価で販売されているのを見て気になった方は是非参考にしてください。

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結論、圧倒的な差はない

結論、圧倒的な差はありません。

以下はスペックの比較になりますが、両端末ともハイエンドデバイス水準の性能を持っており、カメラ構成や機能構成においても大きな差はないです。

Galaxy S21 5GXperia 5Ⅲ
SoCQualcomm™ Snapdragon 888Qualcomm™ Snapdragon 888
RAM8GB8GB
ストレージ(ROM)256GB (microSDカード非対応)128GB (microSDカード対応、1TBまで)
ディスプレイ約6.2インチ 2400×1080 (FHD+) 120Hz、HDR対応約6.1インチ 1920×1200 (FHD+) 120Hz、HDR対応
カメラ13mm (超広角):12MP / F2.2
26mm (広角):12MP / F1.8
28mm (望遠):64MP / F2.0
16mm (超広角):12.2MP / F2.2
24mm (広角):12.2MP / F1.7
70mm / 105mm (望遠):12.2MP / F2.3 / F2.8
バッテリー4000mAh4500mAh
防水・防塵対応 (IPX5/IPX8 / IP6X)対応 (IPX5/IPX8 / IP6X)
生体認証指紋、顔認証指紋
重量約171g約168g
備考FMラジオ搭載、Samsung Dex対応FMラジオ、3.5mmオーディオジャック搭載

ソフトウェアの作り込みに差はありますが、それによって本体が異常発熱して動作しないといった問題は発生していないため、それで差がついていることはありません。

実際に使用している限り、両端末ともに快適に使用することが出来ています。

だから、大きな差は殆どない上に両機種ともに満足して使用できるということが結論です。

それぞれのデバイスの「魅力」と「弱点」

Galaxy S21はUIの使いやすさ、機能面、サービス面が魅力

Galaxy S21の魅力は独自にチューニングされたUIと本体の機能面、修理などのサービス面になります。

UIに関しては賛否両論ありますが、一般的な視点で見たときにかなり使いやすいよう設計されています。

カメラもiPhone等に寄っており比較的簡単に操作できることや、他社がAndroid 12へのアップデートとともにNFCやWi-Fiのクイックメニューを廃止する中でその点を変えずに維持している点も高く評価できます

カメラ画面のUI

Galaxy S21のクイックメニュー

また、画面の再度にあるバーから直感的にポップアップウィンドウ、マルチウィンドウとしてアプリを立ち上げられるのも良い点です。

機能面においても、標準状態でWindows PCとの連携をすることが出来るほか、ワイヤレス逆充電や画面内指紋センサーにも対応しています。

イヤホン等の逆充電にも対応している【画像はWF-1000XM4を充電している様子】

充電速度に関してもUSB PDといった条件を揃えることで高速充電も可能なため、朝の少ない時間で満タン近くに充電することも可能です。

USB PowerDeliveryに対応している充電器であれば高速充電も可能

カメラも3レンズ構成となっており、連射画像からGIFを作成したり広角レンズにおいては8K24pで動画撮影をすることも出来ます。

サービス面に関しても購入段階で保護フィルムが貼ってあるところや、キャリア以外でもGalaxy Harajukuで修理をしてくれること、無料でフィルムを交換してくれる点も高く評価できます。

本体のサポート期間も4年とGoogle Pixelよりも長いのも特徴です。
1台のスマートフォンを長く使用する人ならこれ一択といって間違えないほどの魅力といえるでしょう。

つまり、スマホ本体からサービス面まで「かゆいところに手が届く」のがGalaxy S21の魅力ということが出来ます。

弱点はバッテリー持ちとソフトとハードで矛盾が生じている所

その一方で、バッテリー持ちの悪さとソフトとハードで矛盾が生じている所が弱点といえます。

バッテリーは基本的な使用方法でもかなり消費する上に、負荷のかかるゲームや動画視聴においては滝のようにバッテリーが減っていく印象があります。

決して持ちが悪いわけではないが、動画等を見ると滝のようにバッテリーが減る

実際に使用する中で、体感で「この機種はバッテリー持ちが良くない」と思うくらいには消費が激しいです。

充電速度である程度は補えますが、弱点ということができます。

ソフトとハードで矛盾が生じているのも弱点です。
Galaxy S21はイヤホンジャックが搭載されておらず、アダプターも本体に付属しません。

時代はBluetoothに移行しつつあるため問題はありませんが、リズムゲーム等をするためには別売りのアダプターが必要になります。

また、標準装備のFMラジオも専用のイヤホンが必要であり、アダプターなどを差し込んでも使用することが出来ません。

USB-CイヤホンのSBH90Cを接続した様子。FMラジオを使うには専用のイヤホン(EO-IC100)が必要とのこと。

せめて機種を問わずにUSB Type-C接続のイヤホンで対応しているのならいいのですが、その点対応していないのは矛盾していると感じました。

エフェクト面に関しても、音のアップスケーリング機能は搭載されているのに有線接続のみでしか使用できません。

無線でも高音質で音楽を楽しんでほしいのか、有線接続をすることで真の力を発揮させたいのかが分かりません

仮に「有線接続をすることで真の力を発揮してほしい」というのならば、従来のGalaxy同様にイヤホンかアダプターを付属させるべきですし、無線を重視するならワイヤレスでもアップスケーリング機能を対応させるべきでしょう。

主にイヤホンの部分が弱点になりますが、何にしたってハードウェアとソフトウェアで矛盾が生じている点は弱点といえます。

Xperia 5Ⅲはバッテリー持ち、マルチタスク時の操作性、周辺機器との拡張性が魅力

Xperia 5Ⅲは(Galaxy S21と比較したときの)バッテリー持ちの良さ、マルチタスク時の操作性、周辺機器との拡張性が魅力です。

バッテリー持ちにおいては、ほぼ同じ性能なのに関わらず一日ハードに使用してもGalaxy S21よりバッテリー持ちが良い印象を受けました。

これは設定次第になるので一概に比較することは出来ませんが、性能的に見てもXperia 5Ⅲの方が500mAh多くその分持続時間が長いのも良い点です。

マルチタスク時の操作性においても、アプリの切り替えがやりやすく画面比率を変えても伸びるようなアニメーションがない点はいいところです。

マルチウィンドウとポップアップウィンドウを同時に表示している様子

Galaxy S21同様ポップアップウィンドウにも対応しており、Galaxyでは解除されてしまうマルチウィンドウ時にTwitterアカウントを切り替えても解除されないのは高く評価できます。

また、画面上にパンチホールがないため動画を大画面で見ても表示されない箇所がないのも良い点です。

画面内に穴が空いていない点はXperia 5Ⅲの魅力の一つ

その他、ソニー製品同士の拡張性の高さは最大の魅力であり、このスマートフォンの最たる特徴ともいえます。

ソフトウェア側では同社のカメラαのUIを移植したPhotography Pro、サイドセンスにおいてはHeadphones Connectアプリのウィジェットを格納する等、同じメーカーだからこそ出来る連携性を上手く生かしています。

サイドセンス内でHeadphones Connectの対応機種の状況が確認できるのはかなり便利

Xperia 5Ⅲの特徴的な機能である360 Spetial Soundにおいても、同社が展開する360 Reality Audioに対応した機種を使用することで最適化が可能。

アプリで取得した耳の形状を基に、その人に合わせた立体音響を楽しめます

360 Reality Audioの最適化を行っている場合、そこにある情報をもとに個々にあった立体音響を楽しめる

また、シューティンググリップを使用した動画撮影やXperia自体をカメラの外部モニターとして使用できる点も良いです。

ソニー製Bluetoothリモコンとのペアリング画面

つまり、ソニー製品を持っている人にとってはこれ以上にないスマートフォンだといえます。

弱点は使いやすさを考慮していないUIとサービス面

その一方で弱点は、使いやすさを考慮していないUIとサービス面です。

UIはGoogleが標準状態で提供しているAOSPをほぼそのまま移植しているため、使いづらい点も全て取り込んでいます

Xperia 5Ⅲのクイックメニュー【OSバージョンはAndroid 12】

Galaxy S21のクイックメニュー【OSバージョンはAndroid 12】

そのため、Wi-Fi、NFCスイッチをクイックランチャーから廃止した仕様もそのまま採用しており普通に使いづらいです。

「ソニーが作るスマートフォンは不便」というのをUIが訴えているようにも思えるほどの弱点だといえます。

正直な話、使いやすさやUIやカスタマイズ性はGalaxyの方が遥かに良いです。

また、サービス面も弱点だらけだといえます。
OSアップデートやセキュリティアップデートの頻度が悪く、数ヶ月放置するのは当たり前。

2022年6月22日現在のセキュリティバージョン。4月で止まっている。

おまけにユーザーが気になる不具合を改善したりしなかったりと中途半端な点も問題です。

更に自社製のソフトもサービスを次々とGoogle系に切り替えている点も悪いところです。

特に、カメラに力を入れているのに自社製のアルバムアプリのをプリインストールしないどころかサポートまで終了している点は矛盾しているとも捉えられます。

自社製のアルバムアプリは2022年2月の段階で提供を終了している

決してGoogle系アプリがいけないという訳ではありませんが、アルバムアプリについては、これまで同様に本体内にある写真とクラウド上にある写真を別々に管理できる独自のアプリの方が使い勝手は良いです。

本体で独自性は出ているのにソフトやサービス面でそれを活かせていないのが弱点であり残念過ぎる点でしょう。

Galaxy S21同様に「ユーザーに何をさせたいのか?」がハードウェアとソフトウェアで矛盾している所が弱点ともいえます。

結局、どちらが「買い」なのか

結論、価格や長期的な使用を考慮するとGalaxy S21だといえます。その理由は以下の2つ。

1.「Galaxy S21は一部キャリアにおいて特価で販売されていること」、2.「Galaxyの魅力であるサポート期間の長さを活かせるから」です。

Galaxy S21は一部キャリアにおいて特価で販売されています。
これは条件によって異なりますが、好条件が揃えば50,000円台で購入することが可能です

docomo OnlineShopのGalaxy S21販売画面【画像はdocomo OnlineShopより】

ある程度の条件を揃える必要はありますが、性能が高くサポート期間の長いスマートフォンをミドルレンジスマートフォンの水準で購入できるなら狙うべきです。

ただ、後継機種のGalaxy S22の登場により、在庫限りの販売で殆ど扱わなくなっています。

欲しいのであれば在庫がなくならないうちに探すのがベストです。

対して、Xperia 5Ⅲは今夏までに次期モデルが発売されないことがほぼ確定したため、このまま秋近くまで続投して販売されることが決定している状況です

2022年6月22日時点のラインナップ。Xperia 5Ⅲは現役で販売されている【画像はXperia公式サイトより】

そのため、新モデルが出るであろう秋頃まで特価販売される可能性は低いです。

新しいXperiaシリーズであるXperia 1Ⅳの価格が高いことや、機能がクリエイター向けに特化されており持て余してしまう人は狙い目だといえます。

まとめ:ユーザーが端末の魅力をどう活かすか?で選ぶのがベスト

結局、両方の機種ともに魅力と弱点があるのは明らかであり、一概にどちらが良いと比較することは出来ません

仮にどちらかの機種を選べと言われたら「自分が端末の魅力をどれだけ活かせるか?」「どこまで弱点を許容できるのか」で選択するのがベストだといえます。

これから購入するのであれば、オーディオ面やマルチタスク、ソニー製品を多く所有しているのであればXperia 5Ⅲの方がいいし、初めてスマートフォンを触る人やサポート期間が長い機種を使用したければGalaxy S21の方が良いです。

更に、もし割引を使用して安く手に入れたいと考えるなら、新モデルが展開され在庫数が減っているGalaxy S21を早急に狙うのがいいでしょう。

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