こういった方向けの記事です。
この記事では、「Xperia 5ⅢからXperia 5Ⅳへ乗り換えて気づいた6つの細かな変更点」と題して、公式サイトに載っていない・載せるまでもないであろう変更点を解説していきます。
普段はあまり気にしないし、気になることのない「Xperia 5ⅢとXperia 5Ⅳの違い」を知れるようまとめました。
この記事で「何かを解決する」ということはありませんが、8年近くXperiaシリーズを触ってきた筆者がお送りするエンタメとして楽しんでいただけると幸いです。
Xperia 5ⅢとXperia 5Ⅳ、Xperiaシリーズが好きな人、気になる人は是非最後までお読みください。
結論
結論、Xperia 5Ⅲから変わった「細かな変更点」は以下の6つです。
- バイブレーション周りのフィードバック
- SIMカードスロットの位置と実装方法
- 本体起動時のアニメーション
- バッテリー残量警告表示、通知LEDの表示タイミング
- USBの映像出力とオーディオ出力の設定内容
- いたわり充電設定時の充電制御
一般的な変更点については公式サイトを参考にしたほうが早いので、その点は省略しています。
正直な話、見た目や操作感覚で分かる部分もあれば、特定の要件を満たさない限り分からない違いまで幅広く存在しており、「こんなの分かるか!」となることも多いです。
また、筆者が気づいていないだけでまだまだ違いがあると思いますので、今回は2023年10月20日時点で分かっている「超細かな変更点」についてまとめました。
この記事を読んで「ここも違うよ」という点がありましたら、是非X等のSNSで共有していただけると嬉しいです。
超細かい変更点
バイブレーション周りのフィードバック
バイブレーション周りのフィードバックが大幅に変更されています。
これは実際に比較してみないと分からない点になりますが、Xperia 5Ⅲと比較してXperia 5Ⅳのフィードバックはかなり「上品」になっています。
Xperia 5Ⅲのバイブレーションは一言にいえば「チープ」であり、操作時に本体が震える度にモーターの甲高い音が本体中に響いているそんな感覚がありました。
【超細かいXperia 5Ⅳのレビュー】
— ガジェラボ! (@ISP_Gadget) October 20, 2023
Xperia 5Ⅳは、前作Xperia 5Ⅲと比較してバイブレーション周りのフィードバック制御が変更されている。
感覚的な話、Xperia 5Ⅳの方が無駄な振動が少なくなり、より節度感と上品さが生まれている。#Xperia pic.twitter.com/PgFURBk2UL
ですが、Xperia 5Ⅳではその点が大きく改善。
モーターの振動自体が弱く設定されており、適度な振動に抑えられています。
振動後の余韻が抑えられたことにより、一回一回の操作に節度感が生まれて結果的に「上品」な操作感覚に生まれ変わっているのです。
この点をレビューしているのは筆者くらいしかいないので、実際変わっているのかを証明することは難しいですが、是非2機種持っている方は比較してみてください。
筆者としては、Xperia 5Ⅳの操作感覚の方が好きなのと、明らかにバイブレーション周りのフィードバックが異なると感じましたので紹介しました。
【補足】
— ISP0228 (@ISP_Yamatani) October 21, 2023
バイブレーションの感覚を言葉で表現すると…
Xperia 5Ⅲ:「ブルンッ」(ゼリー状の物が揺れているイメージ)
Xperia 5Ⅳ:「カツンッ」(外は柔らかいけど中に硬いものがあるイメージ)
こういうのって人次第で感じ方が変わるし、伝えるのが難しい。 https://t.co/9f2RJmCAEp
SIMカードスロットの位置と実装方法
これは比較的有名な話になりますが、SIMカードスロットの位置と実装方法が変更されています。
まず位置についてですが、Xperia 5Ⅲでは本体の左側面部分にあったものがXperia 5Ⅳでは本体下部分に移動。
実装方法は、Xperia 5Ⅲでは縦に2列(上部にSIMカード、下部にSDカード)と実装されていたものが、Xperia 5Ⅳでは表裏(表面にSIMカード、裏面にSDカード)と変更されています。
これは、Xperia 1Ⅳ以降で変更された部分であり、イヤホンジャックからアンプまでの距離を短くするために行われたと言われています。
実装方法についても、本体下部へと変更するのにあたって小型化を実施。
本体下部へ移動するのにあたり、バッテリーへの接触を避けていると推測できます。
これについては、音質に特化した回路設計を行っていることの証拠であり、「音のためなら何でもやる」そんな企業努力が見える良い点だと思いました。
SIMカード、SDカードの入れ替えが少し面倒にはなりましたが、従来よりもカード類をしっかりホールドするようになっているので、「しっかりスロットにはめる」ということさえ掴めれば問題ないでしょう。
そんな訳で、SIMカードスロットの位置と実装方法についてでした。
【超細かいXperia 5Ⅳのレビュー】
— ガジェラボ! (@ISP_Gadget) October 23, 2023
Xperia 5Ⅳ(これについても4世代以降)からSIMカードスロットの位置が本体下部に変更されている。
また、SIMカードスロットの実装方法も縦2列から表面実装に変更され、これまでXperiaを使ってきた人は戸惑う場合がある(因みに、筆者は戸惑いました。)#Xperia pic.twitter.com/GPUlpGfcIt
本体起動時のアニメーション
本体起動時のアニメーションも少し変更されています。
Xperia 5Ⅲでは、本体のロック解除時に画面上部から波紋が広がるように立ち上がっていたものが、Xperia 5Ⅳでは画面中央から波紋が広がるように変更。
アニメーションスピードも少し遅くなっており、全体に波紋が広がるように変更されています。
この点については正直言って「細かすぎる話」ですので深掘りはしませんが、ソニーのアニメーションロゴを彷彿とさせるものとなっており、好きな人にとってはとにかく刺さるような部分といえます。
Xperia 5Ⅳにインストールされているライブ壁紙と合わせることで、ユーザーを明るい光で出迎えてくれるのは非常に良いと感じました。(訳分からんこと言ってしまい申し訳ありません…)
以下にアニメーションの違いについて触れたポストを載せておきますので、実際に確認してみてください。
【超細かいXperia 5Ⅳのレビュー】
— ガジェラボ! (@ISP_Gadget) October 24, 2023
Xperia 5Ⅳは、前作Xperia 5Ⅲからロック解除時のアニメーションが若干変更されている。
この点は、Android OSのバージョンによる違いかもしれないので、詳しい方がいたら教えてほしい。
※どのように違うのかは、以下の動画を参照。#Xperia pic.twitter.com/22sWfqXsgX
バッテリー残量警告表示、通知LEDの表示タイミング
バッテリー残量警告表示、通知LEDの残量表示もタイミングが15%から20%へ変更されています。
そのため、STAMINAモードの作動を提案するタイミングも5%程度早く行われるようになりました。
実際に警告が出ている様子は以下の画像のとおりです。
正確には、20%以下で通知上で警告表示とSTAMINAモードへの切り替えを提案し、19%以下で通知LED上で警告を出す(赤いLEDが点滅する)ようになっています。
筆者のようにこれまでXperiaシリーズを愛用してきた人にとっては少し違和感を覚えますが、慣れてしまえば大したことではありませんので、「そう変更されたんだ」程度に覚えておくとよいでしょう。
そして、早く充電させてあげましょう。
【超細かいXperia 5Ⅳのレビュー】
— ガジェラボ! (@ISP_Gadget) October 27, 2023
Xperia 5Ⅳは充電警告の表示タイミングが変更されている
Xperia 5Ⅲは15%だったのに対し、Xperia 5Ⅳは20%でSTAMINAモードの警告、19%以下で警告ランプが点灯する
ただし、通知バー内部の色が赤になるタイミングはXperia 5Ⅲと同じ#Xperia pic.twitter.com/37xoSCv1ip
USBの映像出力とオーディオ出力の設定内容
USBの映像出力とオーディオ出力の設定内容も大きく変更されており、映像とオーディオの出力方法がそれぞれ設定できるようになっています。
映像に関しては「自動」「解像度優先」「リフレッシュレート優先」「フルHD/60Hz以下」の4項目から選べるようになりました。
特に「自動」と「解像度優先」については、最大4Kで出力されるようになっているため、4Kモニターを所有している人にとっては、くっきりとした画面を出力することが可能です。
また、リフレッシュレート優先の場合、ディスプレイが120Hzに対応している場合は120Hzで出力することも出来ます。
Xperia 5Ⅲでは「自動」か「フルHD/60Hz以下」のみの選択肢だったため、より便利に進化しているといえます。
ただし、リフレッシュレートを優先した際に、120Hz対応モニターでない場合は480p 60fpsに固定されるといった、Xperia 5Ⅲと比較して改悪されている部分もあるので注意が必要です。
4K出力時においても、リフレッシュレートが30Hzに固定されるので注意しましょう。
オーディオ出力に関しては、接続した外部機器と有線ヘッドホンの両方に同時出力することが可能になっており、マイク音声も外部機器へ出力することができるようになりました。
これは、Xperia 5Ⅲでは設定項目すらないものだったので音に関して設定できるようになったのは良い点といえます。
以上、USBの映像出力とオーディオ出力の設定内容についてでした。
【超細かいXperia 5Ⅳのレビュー】
— ガジェラボ! (@ISP_Gadget) October 23, 2023
Xperia 5ⅣはUSB外部出力の設定項目が増えている
特に、オーディオ関連の項目が追加されており、外部機器へ出力しながらヘッドセットで音を聴くことが出来る
ただし、映像出力は4K 30p、120Hz非対応の場合は480p 60fps固定と改悪しているので注意#Xperia pic.twitter.com/CrXzhFkQVX
いたわり充電設定時の充電制御
いたわり充電を設定した際の充電制御の方法も変更されており、常時制限機能を有効にしている場合は電源が切れている状態でも、設定残量までしか充電されないように変更されました。
Xperia 5Ⅲでは、常時制限機能を有効にしていても本体の電源がOFFの状態では無効となり、満充電されるという制御だったため、この変更はありがたいといえます。
実際の様子は以下の通りです。
現代において、毎晩スマートフォンの電源を切る人は少ないと思いますが、一度設定すれば意識しなくともバッテリーをいたわってくれる点は良いと感じました。
【超細かいXperia 5Ⅳのレビュー】
— ガジェラボ! (@ISP_Gadget) October 20, 2023
Xperia 5Ⅳの常時充電制限機能をONにしていると、電源がOFFの状態でも制限容量までしか充電されない。
Xperia 5Ⅲは電源がOFFの状態だと満充電されてしまうため、実は制御方法が変わっている。 pic.twitter.com/sEwK8q60oF
まとめ
今回は「Xperia 5ⅢからXperia 5Ⅳへ乗り換えて気づいた6つの細かな変更点」と題して、解説してきました。
細かな変更点は以下の通りです。
- バイブレーション周りのフィードバック
- SIMカードスロット周りのフィードバック
- 本体起動時のアニメーション
- バッテリー残量警告表示、通知LEDの残量
- USBの映像出力とオーディオ出力の設定内容
- いたわり充電設定時の充電制御
見た目で分かる点とじっくり見ないと分からない点まで様々な点で異なることがお分かりいただけたでしょうか。
実際にXperia 5ⅢやXperia 5Ⅳを所有している方は是非比較してみてください。
また、皆さんからの「Xperiaシリーズの細かな変更点」を大募集しています。
「公式サイトには載ってないけど、こんな点が良くなっているよ・悪くなっているよ」ということがありましたら、是非SNSで共有してください。
この記事がきっかけで「Xperia 5Ⅳについて知りたい」となった方は、レビュー記事も是非ご覧ください。
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