SIMフリー版とキャリア版Xperiaの違い、魅力と弱点を比較、解説します

Xperia
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  • SIMフリー版Xperiaとキャリア版Xperiaの違いは?
  • それぞれの良い点と悪い点はどこ?
  • どちらを選べばいいの?

本ブログでは以前、SIMフリー版Xperiaとキャリア版Xperiaの違いについて解説した記事を投稿しました。

しかし、その記事から時間が経ち、Xperiaの状況は大きく変化しています。

そんな訳で今回は、記事の内容を一新し、SIMフリー版とキャリア版Xperiaの違いや、それぞれのメリットとデメリットについてを改めて比較・解説していきたいと思います。

「SIMフリー版Xperiaとキャリア版Xperiaの違いは何か?」「どちらのXperiaを買うべきか?」といった疑問をお持ちの方は、是非参考にしてください。

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結論

結論、SIMフリー版とキャリア版の決定的な違いは「性能・本体カラー」「価格」「サポート」の3つです。

昨今のXperiaはSIMフリー版とキャリア版の差は埋まりつつあります。

以前のモデルは、機種によって対応バンドに差があり、他キャリアで使用することがほぼ不可能な状態でしたが、現在ではそういった問題も解決。

契約キャリア以外のSIMカードも問題なく使用できるようになりました。

また、SIMフリー版とキャリア版の発売時期の差もほとんどなくなっています。

したがって、大きな違いとなっている「性能・本体カラー」「価格」「サポート」の3点を理解し、自分に合っているXperiaを選ぶことが重要です

では、その「3つの違い」と、その他細かな違いについて解説します。

SIMフリー版とキャリア版の3つの違い

性能・本体カラー

結論、性能面における大きな違いは「メモリ・ストレージ」「ミリ波及び5Gプラン以外の対応有無」です。

メモリ・ストレージについてはSIMフリー版の方が多く搭載されており、全体的に余裕のある構成となっています。

SIMフリー版とキャリア版のメモリ・ストレージ容量の違いは以下の通りです。

ご覧の通り、多くのモデルではSIMフリー版の方がメモリ・ストレージ容量は大きく設定されています

キャリア版と同じモデルがあるにしても、メモリ・ストレージ容量でSIMフリー版がキャリア版を下回ることはありません。

つまり、メモリ・ストレージといった本体性能を優先する場合、SIMフリー版を選ぶのが良いといえます。

とはいえ、Xperiaシリーズは、どのモデルでもmicro SDカードを追加してストレージ容量を増やすことができます。

ミリ波及び5Gプラン以外のSIMへの対応有無については、以下のような違いがあります。

SIMフリー版はミリ波に非対応ですが、5Gプラン以外のSIMに対応しています

一方、キャリア版はミリ波に対応していますが、(契約キャリアの)5Gプラン以外のSIMには対応していません

キャリアで機種変更をする場合はプラン変更が求められるため問題ありません。

しかし、白ロムで購入する場合には購入後に携帯ショップへ持ち込む必要があるため、注意が必要です。

Xperia 1Ⅱで4G契約のSIMカードを挿して動作させている様子
Xperia 1Ⅱで4G契約のSIMカードを挿して動作させている様子

つまり、5Gサービス開始以前に契約したプランをそのまま使用したい場合は、自ずとSIMフリー版か他のキャリアのモデルを選ぶことになります。

ただし、SIMフリー版で5Gサービス開始以前に契約したプランをそのまま使用する場合、SIMカードによっては対応しない場合があります。

予め、SIMカードの対応有無を確認しておきましょう。

対応バンドについても以下のような違いがあります。(例:Xperia 1Ⅴ)

SIMフリー版は、日本国内のキャリアが使用している周波数帯(以下、バンド)から、未使用のバンドまで対応しており、基本的に全てのキャリアで利用できます。

ただし、5Gに関しては、キャリアによって使用できない場合があります

特に5G SA(Stand Alone)サービスは利用できない可能性が高いため、注意が必要です。

5G SA(Stand Alone)は、5G専用の設備と基地局を組み合わせて通信する方式のこと。

ユーザーの用途に合わせてネットワークを分割、提供する、ネットワークスライシングなどの高速・大容量・低遅延技術に対応する技術です。

日本国内ではdocomo、au、SoftBank等が提供しています。(使用には別途契約が必要です)

本体デザインについても、SIMフリー版とキャリア版で随所に異なる点があります。

特に大きく変わる点は背面パネルです。

SIMフリー版とキャリア版では、NFCロゴかおサイフケータイロゴのどちからが刻印されており、また、型番の記載、キャリアロゴの有無も異なります。

例えば、近年発売されたXperia 1Ⅴを見てみると、以下のような違いがあります。

背面パネルについては、ケースを着用すれば気になりません。

しかし、ケースを付けない場合やクリアケースを使用する方は、パネルデザインを確認しておくと良いでしょう。

Xperia 1Ⅵ以降のXperiaシリーズでは、全てのモデルにおいて背面のキャリアロゴが廃止、NFCロゴへ統一されました。

また、Xperia 1ⅤのSIMフリー版とキャリア版では、ミリ波の対応有無からか、フレームのデザインが異なります

キャリア版はフレーム側面に長方形の切り込み(画像赤枠部分)があるので、もし見分ける機会があれば参考にしてください。

Xperia 1Ⅴ(キャリア版)のミリ波アンテナ
au版Xperia 1Ⅴ(SOG10)のフレーム。赤枠で囲った部分が切り込み部分

SIMフリー版、キャリア版それぞれで取り扱い色が異なる

デザインからの延長線で言えば、XperiaのSIMフリー版とキャリア版では取り扱い色が異なります

例を挙げると、現時点で取り扱われているモデルであるXperia 5Ⅳのグリーンはdocomo、au、SIMフリー版の3つのモデルでのみ取り扱われており、SoftBankやRakutenなど他のキャリアでは取り扱いがありません。

Xperia 1Ⅳも同様で、パープルはauやSoftBankでは取り扱われませんでした。

さらに、一部のモデルでは販売ルートやSIMフリー版、キャリア版ごとに取り扱われている限定色も存在します。

Xperia 5Ⅱ パープル
過去に発売されたXperia 5Ⅱのパープルもドコモオンラインショップ限定で販売された

例えば、Xperia 5Ⅳはdocomo版(ドコモオンラインショップ限定)のみブルーとパープルが取り扱われており、最新モデルのXperia 1ⅥはSIMフリー版限定でカーキグリーン、スカーレットが取り扱われています。

このように、SIMフリー版とキャリア版、そして販売ルートによって取り扱われている本体カラーが異なるため、注意が必要です。

ここまでのことから、以上の点を押さえておくと良いでしょう。

  • SIMフリー版の方がキャリア版と比較して、メモリ・ストレージ容量が大きい
  • キャリア版はミリ波に対応しているのに対して、契約しているキャリアの5Gプラン以外のSIMカードには対応していない
  • SIMフリー版はキャリアや契約を問わず使用することが出来る
  • モデルや販売ルートによって、取り扱っている本体カラーが異なり、場合によっては限定カラーも存在する

価格:安い定価を取るか、キャリアの割引を取るか

結論、本体価格は「安い定価を取るか」「キャリアの割引を取るか」で大きく異なります

一例として、Xperia 1Ⅵ、Xperia 10Ⅵの価格は以下の通りです。

このデータから分かる通り、多くのモデルではキャリア版の方がSIMフリー版より高く設定されています

キャリア版が割高な理由は、販売時に割引や残価設定型プランへの誘導、キャリア側の利益などを考慮した結果でしょう。

キャリア版のXperiaは「携帯電話」として扱われるため、販売店での値引きや残価設定型の分割払いが可能です。(残価設定型支払いはソニーストアでもできます。)

残価設定型支払いのイメージ
残価設定型支払いのイメージ

例えば、docomo版Xperia 5Ⅳはドコモオンラインショップ限定で22,000円の機種購入割引を受けることができます。

また、SoftBank版でも一部の販売店では新トクするサポート加入で2年間24円で使用できる場合もあります。

このように、キャリア版は機種によって発売後に割引を受けることができるため、状況次第ではSIMフリー版より安く購入できます

一方、SIMフリー版は「家電製品」として扱われることが多く、ソニーストアや量販店でも割引を適応されることが少ないです

ソニーストア Xperia 1Ⅴの価格
ソニーストアで購入する場合でも、他の家電製品に適応できる定期クーポンなどが使用できない【画像はソニーストアより】

つまり、価格面で考えると、キャリアから割引を受けられるモデルは割引後の価格と比較して安い方を選んだ方が良いといえます。

ここまでのことをまとめると、以下のようになります。

  • 定価だけ見るとSIMフリー版のXperiaの方がキャリア版Xperiaより安い
  • キャリア版は販促などの割引が適応できるため、SIMフリー版より安く購入できる場合がある
  • キャリアから割引を受けられる場合、割引後の価格を比較して安い方を選ぶのが良い

サポート:ソニーのサポートを取るか、キャリアのサポートを取るか

サポート面についても、SIMフリー版とキャリア版で対応が大きく異なります

決定的な違いは「修理サポートへの加入の可否」です。

ここでいう「修理サポート」とは、交換機の用意や修理代金の一部補償といったサービスを受けられるかどうかを指します。

大前提として、SIMフリー版、キャリア版ともに1年間のメーカー保証は付帯する上、サポートに加入しなくともメーカーへ修理依頼をすることは可能です。

ですが、SIMフリー版については販売店ごとに対応が異なり、多くの場合、追加で修理サポートを付けることが出来ません。

ソニーストアで購入する場合に限り「Xperia ケアプラン」という月額・年額制の修理サポートに加入できます

Xperia ケアプランについての説明
Xperia ケアプランについての説明【画像はソニーストアより参照】

Xperia ケアプランは、月額550円、年額5,500円の利用料を支払うことで、年2回の本体交換と負担金上限5,500円で何度も修理に出すことが可能なサービスです。

加入に関しては購入時のみ可能で、あとから加入することは出来ません

もし、SIMフリー版で修理サポートを付けたい場合、ソニーストアで購入時にXperiaケアプランを付けて購入すること以外手段はありません。

ソニーストア外で購入した場合は、外部業者のモバイル保険に加入することで修理代金の補填に充てることは可能ですが、限度額がある上、本体交換といったサポートは受けられないので注意が必要です。

モバイル保険の例
メーカー外の企業がやっているモバイル保険の例【画像は「モバイル保険」公式サイトより】

逆に、キャリア版の場合は、どのキャリアであっても修理サポートを付けることが出来ます

利用料についてはキャリアや機種によって異なりますが、一般的には1,000円以下でXperiaケアプランと同等またはそれ以上のサポートを受けられます。

以下の表は、Xperiaシリーズを対象としたキャリアごとのサポート料金と内容です。

【表1:プラン名と月額利用料、加入タイミング等】

docomoau・UQSoftBankRakutenmineo
名称ケータイ補償サービス
smartあんしん補償
故障紛失サポート with Cloudあんしん保証パックプラススマホ交換保証プラス
持ち込みスマホあんしん保証
mineo端末安心保証
持込み端末安心保証サービス
料金550円 ~ 825円(共通)990円715円スマホ交換保証プラス:715円
持ち込みスマホあんしん保証:710円
mineo端末安心保証:605円
持込み端末安心保証サービス:550円
加入タイミング購入日、回線契約日含め14日以内機種購入と同時機種購入と同時スマホ交換保証プラス:端末購入時(新規・機種変更)のみ
持ち込みスマホあんしん保証:SIMのみプラン申込時、回線開通日から30日以内
mineo端末安心保証:mineo端末購入時のみ
持込み端末安心保証サービス:mineo回線契約時、契約後オプション追加

【表2:サポート内容】

docomoau・UQSoftBankRakutenmineo
交換機あり
550円/月 → 8,250円
825円/月 → 12,100円
あり
1回目:契約から25ヶ月以上→3,300円、それ以外:5,500円
2回、3回目:契約から25ヶ月以上→6,600円、それ以外:8,800円
(代用機なし:550円引き、Web申し込み:550円引き)
あり 8,250円(一律)あり
スマホ交換保証プラス→ 6,600円
持ち込みスマホあんしん保証→ 6,600円、12,100円(Xperia 5Ⅳ)
あり
1回目:5,500円
2回目:8,800円
3回目:実費
修理代金サポートあり(最大負担額:3,300円)あり(最大負担額:5,500円)あり(最大負担額:5,500円 その他、故障内容次第で割引あり)なしあり(持込み端末安心保証サービスは2回目まで無料。上限:60,000円)
データ復旧あり(1,100円/回)あり(5,500円/回 成功時のみ)あり(無料 ただし、1回利用であんしん保証パックプラスが解除)なしなし
紛失機捜索サービスあり(無料、ケータイお探しサービスの契約が必要)あり(無料、位置検索サポートの申し込みが必要)なしなしなし
クラウドサービスなしあり(512GB、写真・動画のみ)なしなしなし(別オプションであり。550円/月)
備考smartあんしん補償のみ、
「イエナカ機器補償」
「スマホ不正決済補償」
「携行品補償mini(別途申し込み要)」が付帯
使い方サポート(別:649円/月)とセット契約で330円/月 割引ケータイなんでもサポート(電話相談など)が付帯本体交換のみなし

キャリア版の場合、購入先とモデルによってはデータ復旧やクラウドサービス、電話サポートなどを利用することができます

価格はXperiaケアプランより高いですが、「本体交換」と「修理」以外の側面もサポートしてくれることはありがたいといえます。

また、docomo、au・UQ、SoftBank、Rakutenといったキャリアは実店舗も存在しており、困った際には対面で相談出来る最高のサポート体制があります

初めてスマートフォンを手に入れる人や、知識がなく、分からない点を対面で相談したいという人、充実した本体サポートを受けたい人はキャリア版を選択するのが良いでしょう。

ここまでのことをまとめると、以下のようになります。

  • SIMフリー版とキャリア版ではサポート体制が大きく異なる
  • SIMフリー版の場合、本体交換や修理代金の補償を受けたい場合は「Xperia ケアプラン」の契約が必要
  • 「Xperia ケアプラン」はソニーストアで、端末購入時のみに契約可能
  • キャリア版は利用料は高くなるが、(キャリアによっては)データ復旧、電話サポート等が充実している
  • キャリア版は、初心者の方が質問できるような体制が整っている

SIMフリー版、キャリア版の魅力・弱点

SIMフリー版の魅力・弱点

魅力

SIMフリー版Xperiaの魅力は以下の通りです。

SIMフリー版の魅力
  • 容量の大きいメモリ・ストレージ
  • 5G開始以前のプランも使用できる幅の広さ
  • 限定の本体カラー
  • 割引なしでも安い定価

SIMフリー版Xperiaは、キャリア版よりも定価が安く、容量の大きいメモリ・ストレージを搭載しながらも、使用できるプランの幅が広いという最大の魅力があります。

また、自分の使っているキャリアのモデルに欲しい色がない場合でも、SIMフリー版なら原則として全ての本体カラーを扱っているため、自分の好みに合った色を選ぶことができます。

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一部キャリアでは扱ってすらいないセージグリーンのXperia 10ⅤもSIMフリー版なら選択できる
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つまり「最新のスマートフォンを使いたいけど、今の契約プランを変更したくない」という人や、「より高性能なスマートフォンを使いたい」という人、「欲しい本体カラーがある」という人にオススメです。

一方で、SIMフリー版Xperiaには、以下のような弱点も存在します。

弱点

SIMフリー版の弱点
  • ミリ波および一部5Gサービスに非対応
  • 割引が殆ど効かない価格体制
  • キャリアには劣るサポート体制

最大の弱点は、ミリ波への対応や一部5Gサービス(5G SAなど)への対応が制限されていることです。

ミリ波は使用する人や求める人が限られるため、大きな問題ではありませんが、一部5Gサービスへの対応が制限されている(正確にはサポート情報が出ていない)点は大きな弱点といえます。

SIMフリー版唯一のミリ波対応機である、Xperia PROも販売を終了。

ミリ波対応が必要な場合は、キャリア版を買う以外選択肢がないのが実情です。

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SIMフリー版の中では唯一ミリ波に対応しているXperia PRO。業務端末として扱われるため、Xperia ケアプランへ加入できない
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サポート体制についても、ソニーストア以外での購入の場合、修理サポートに加入できません。

そのため、「サポート重視」で考えると、販売ルートが限定されてしまいます。

また、サポートはあるものの、キャリアのような実店舗でのサポートや電話サポートは提供されないため、トラブルに対処する力も求められます。

つまり、XperiaのSIMフリー版を選ぶ場合、ある程度のスマートフォンについての知識を持っていることが望ましいのです。

以上の魅力・弱点を考慮すると、以下のような人にSIMフリー版Xperiaをオススメします

  • 最新のスマートフォンを使いたいけど、今の契約プランを変更したくない人
  • より高性能なスマートフォンを使いたい人
  • 欲しい本体カラーがある人
  • ミリ波や5Gサービスにこだわりのない人
  • ある程度スマートフォンについて知っており、トラブルに対応できる人

キャリア版の魅力・弱点

魅力

キャリア版Xperiaの魅力は以下の通りです。

キャリア版の魅力
  • ミリ波対応端末あり
  • 5Gサービス対応
  • 販売促進のための大幅割引で安く購入できる
  • 一部限定カラーあり
  • 充実したサポート体制

キャリア版最大の魅力は「各社の5Gサービスに対応していること」と「充実したサポート体制」の2つです。

キャリア版では、SIMフリー版では対応していなかったミリ波に対応している点も魅力的ですが、それ以上に、キャリアが提供する5Gサービス(5G SAなど)に対応していることが大きな魅力です。

サポート体制についても、修理サポートだけでなく、データ復旧や直接お店に行ってサポートを受けることもできます。

修理から戻ってきたXperia Z4
キャリア版であれば店頭に持ち込んで修理依頼をすることが出来る【画像はdocomo版Xperia Z4が修理から戻ってきた時の写真】

このサポート体制は、他の場所では手に入らない大きな魅力です。

また、販売促進の一環として大幅な値引きが適用される場合があります。

これにより、安く本体を購入することができるでしょう。

つまり「5Gサービスを存分に使いたい」という人や「スマートフォンに慣れていない初心者」の人や「キャリア版限定の本体カラーが欲しい」という人、さらには「できるだけ安く本体を購入したい」という人には、キャリア版がおすすめです。

弱点

一方、キャリア版の弱点は以下の通りです。

キャリア版の弱点
  • SIMフリー版より劣る本体性能
  • 定価が割高。割引がなければ意味がない
  • (契約キャリアの)5Gプラン以前のSIMカードが使えない
  • キャリアによって扱っている本体カラーに差がある

最大の弱点は「SIMフリー版より劣る本体性能」「5Gプラン以前のSIMカードが使えないこと」の2つです。

キャリア版はSIMフリー版に比べてストレージ容量といった本体性能が劣っており、性能を重視する人にとっては選ぶ意味がありません。

また、(契約キャリアの)5Gプラン以前のSIMカードが使えないため、本体だけ購入しても使用することができない場合があります。

新しい機種にしたいのに、そうする場合はプラン変更をしなければいけない点はキャリア版Xperiaにおける最大の問題点です。

価格についても、キャリア版の定価は割引前提で設定されていることが多いため、割引があまりない場合は性能の劣った機種を割高で購入する羽目になります。

おまけに、キャリアによっては特定の本体カラーを取り扱っていない場合があり、ユーザーの選択肢が狭まっているのも弱点です。

以上の魅力・弱点を考慮すると、以下のような人にキャリア版Xperiaをオススメします

  • 5Gサービスを存分に使いたい人
  • スマートフォンに慣れていない初心者の人
  • キャリア版限定の本体カラーが欲しい人
  • できるだけ安く本体を購入したい人

まとめ

今回は、SIMフリー版とキャリア版のXperiaの違い、魅力と弱点を比較・解説しました。

過去にXperia 1Ⅲを元に解説を行いましたが、記事執筆以降、SIMフリー版の展開がより幅広くなったので、今回はまとめて紹介しました。

この記事をきっかけに、SIMフリー版とキャリア版という幅広い選択肢の中から、あなたにあった最高のXperiaを見つけていただけると幸いです。

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