- ・初めてパソコンを買うけど、何を条件に選べばよいか分からない
- ・パソコンを選ぶ際の基準について知りたい
- ・大学生活において求められるノートパソコンの要素とは?
大学生活の「相棒」となるモバイルノートパソコン。
レポート作成や課題など、人によっては「使わない日はない」レベルで欠かせないツールとなっています。
この記事では、大学生がノートパソコンを選ぶ際に、特に重要と考える6つの要素を解説します。
筆者が実際の大学生活で感じてきた経験から、ニーズに合わせた選び方や注意点をお伝えしています。
「ノートパソコン選びに迷っている方」や「現在のパソコンをアップグレードしたいと考えている方」は、ぜひ参考にしてみてください。
結論
結論、筆者が思う「大学生がノートパソコンを選ぶ際に、特に重要と考える6つの要素」は以下の通りです。
- 重量は片手で持てる範囲であること
- 価格は20万円前半までであること
- 性能はCore i5以上、RAM16GB、ストレージ512GBが選択できること
- 画面サイズは13インチから14インチまでであること
- HDMI、LAN端子が搭載されていること
- オプションで長期保証が選べること
「ストレージはSSD搭載のものを選ぼう」といった基本的な部分は、今現在販売されているノートパソコンでは気にする必要がないため割愛しています。
ここで取り上げた6つの条件は全て、筆者がこれまでの大学生活において感じてきた要素をまとめたものです。
何故、そう感じたのか?その理由をこれから解説していきます。
「6つの条件」の理由
大学生は想像以上に歩く
結論、「重量は片手で持てる範囲であること」とした理由は、大学生は思った以上に移動をするからです。
自宅から大学までの往復はもちろん、講義ごとに異なる教室やキャンパスなど、大学生は想像以上に移動します。
こういったライフスタイルを考えると、重いパソコンを持ち運ぶのは苦痛以外の何者でもありません。
そこで、筆者はパソコンの重量の目安として「片手で持てる重量であること」を提案しています。
ここでいう「片手で持てる重量」とは約1.5kgまでの重量を指します。
これくらいの重量であれば、グループワーク時の島から島への移動といった、短い距離の持ち運びもストレスになりません。
もちろん、重量よりも性能を重視する必要があり、やむを得ず重いノートパソコンを選ぶ人がいるのも理解しています。
しかし、そのような場合でも「持ち運びの負荷が少ないことと、性能を両立していること」その点を大事にして選んでほしいと考えています。
以上が、「重量は片手で持てる範囲であること」とした理由です。
「大学が販売するパソコンの価格」が目安
2つ目の「価格は20万円前半までであること」とした理由は、2023年現在に大学が販売するパソコンの価格の相場がこれくらいだからです。
近年の大学が販売するノートパソコンは基本性能の向上などにより、価格が20万円前半程度まで上昇しています。
もちろん、大学によっては相場より安い場合も存在しますが、筆者のいる大学及び、工学部を対象としたレベルのノートパソコンは、ほとんどが20万円程度で販売されています。
この事実を踏まえると、特にこだわりがない限り、大学で販売されているパソコンより高価なものを選ぶことは賢明ではありません。
自分でパソコンを選ぶ場合でも、20万円前半の価格帯を基準にすることをおすすめします。
実際、20万円前半の価格帯の機種であれば、理系・文系問わず満足して使えるノートパソコンを手に入れられるからです。
仮に、20万円前半の価格帯より安い機種であっても、他の条件を満たしていれば問題ありません。
「上限価格を20万円程度であること」と捉えていただけると幸いです。
性能の低い機種は自身の可能性を潰す
大学生にとって性能の低いノートパソコンは「敵」そのものです。
自らの可能性を制限し、無限に広がる可能性を潰してしまう愚かな行為といえます。
値段を優先するあまり、性能の低い機種を購入することは端的にいえば自◯行為です。
ノートパソコンは自分の可能性を広げるためのパスポートであり、性能はそのエネルギー源となります。
性能がなければ自分のやりたいことは実現できませんし、「パソコンの性能が低いから」と言い訳をしてチャレンジしない要因を作ることになります。
ですから、自分の可能性を高く見積もって、性能に余裕のあるノートパソコンを選ぶことが重要です。
特に大学生の場合、4年間の使用を前提に考えると尚更重要なことといえます。
ノートパソコンを選ぶ際のコツは、「今の自分に必要なものから一回り良いものを選ぶこと」です。
迷った場合は「(出来れば最新世代、1世代前の)Core i5以上、RAM16GB、ストレージ512GB」という性能を最低ラインとして考えると良いでしょう。
これによって、将来的なニーズにも対応できます。
記事の冒頭でも書きましたが、大学生にとってノートパソコンは重要なツールです。
性能の高いモデルを選ぶことで、限りない可能性を広げ、自分の成長とチャレンジを後押しすることができます。
自分自身の可能性を信じて、性能の高い機種を選ぶことをオススメします。
大事なのは「持ち運びと作業効率の両方を重視すること」
「画面サイズは13インチから14インチまで」とした理由は、モバイルノートパソコンにおいて「持ち運びと作業効率の両方を重視した最適解」だからです。
現在のモバイルノートパソコンは、11インチから14インチの画面サイズが一般的です。
この範囲に明確な定義はありませんが、持ち運びを考慮した結果の最適解だといえます。
しかし、「作業効率」を考慮するとどうでしょうか。
画面サイズが小さいと、本体も小型化されますので持ち運びに優れますが、その分作業効率が下がります。
逆に、画面サイズが大きくなると作業効率は向上しますが、本体のサイズも大きくなるため持ち運びには不便になります。
つまり、11インチから14インチの間で「持ち運びと作業効率のバランスが取れている機種の最適解を選ぶこと」が大事になるのです。
そして、筆者の思う最適解こそが、13~14インチという訳です。
このサイズならば、重量だけでなくサイズ的にもリュックサックやトートバックにスッキリ収まるため、丁度いい形で扱うことができます。
この点は、詳しく解説した記事があるので、そちらも参考にしていただければと思います。
「レガシーな端子」を侮ってはいけない
5つ目の「HDMI、LAN端子が搭載されていること」とした理由は、筆者の経験上、これらの端子は未だに活用される場面が多いからです。
昨今のノートパソコンは、USB Type-C端子のみを搭載し、HDMI端子やLAN端子などの「レガシーな端子」はアダプターを使って対応します。
確かに、多くの場合はこれ十分です。
しかし、万が一大事な場面でアダプターを忘れてしまった場合はどうでしょうか?
単位のかかった重要なプレゼンをする時、絶対に聴き逃がせない講義の最中にWi-Fiが不安定になった場合などで、アダプターを忘れたらとしたら…考えただけでも恐ろしいです。
これは”最悪の場合”を想定しての話ですが、要は「忘れる」ということが対策できない限り、アダプターを使えば大丈夫という考えは危険なのです。
特に忘れ物をしやすい人にとっては尚更です。
そのため、「構造上、絶対に忘れることがない」HDMI、LAN端子が搭載されている機種を選ぶのが賢明といえます。
以上より、「HDMI、LAN端子が搭載されているモバイルノートパソコン」を選びましょう。
パソコンは思っている以上に故障する
6つ目の「オプションで長期保証が選べること」とした理由は、パソコンは自分の思っている以上に故障するからです。
これは筆者の経験になりますが、大学入学時に購入したパソコンを3年間で2回修理に出しました。
故障しづらく、品質の高いノートパソコンを選んだのにも関わらず、全て内部的な要因で修理に出すことになりました。
もちろん、機種や使用頻度などで故障率は大きく変わりますが、どんなパソコンであっても4年間の中で修理に出す確率は十分にあると考えられます。
そう考えた時、パソコンの修理代は大きな負担になるのは間違えありません。
実際、筆者も修理時にマザーボードを交換してもらいましたが、長期保証に加入していたことで約16万円の修理代が無料になりました。
財力があり、壊れたら乗り換えるというのなら保証に加入しなくとも問題ありません。
しかし、そんな人は中々いないでしょうし、多くの人は1台の機種を長く使うことでしょう。
だから、オプションで長期保証が選べること、そして、長期保証に加入することが重要なのです。
まとめ
今回は「大学生がよりよいモバイルノートパソコンを選ぶために大事にすべき6つの条件」というテーマで、各条件とその理由を解説しました。
大事にすべき6つの条件は以下の通りです。
- 重量は片手で持てる範囲であること
- 価格は20万円前半までであること
- 性能はCore i5以上、RAM16GB、ストレージ512GBが選択できること
- 画面サイズは13インチから14インチまでであること
- HDMI、LAN端子が搭載されていること
- オプションで長期保証が選べること
この記事のテーマである「パソコンを選ぶ際の重要な点」については、人によって様々な意見があるので、あくまでも「一つの意見」として捉えてください。
関連記事として、この条件に当てはまるノートパソコンについて解説した記事を貼っておきます。以下のリンクよりどうぞ。
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