・低価格で4K&USB Type-C接続に対応したモニターが欲しい
そんな方にオススメしたいモニターを紹介したいと思います。
ということで今回は「コスパ最強4Kモニター」こと、Dell S2722QCを紹介したいと思います。
モニターについては、過去に「モニターの選び方」という記事を書いているので「モニターの選び方が分からない」という方はこちらの記事をお読みください。
大学生向けに書いてある記事ですが、そうでない人でも参考になるかと思うので是非参考にしてみてください。
コスパ最強の4Kモニター。ビジネス用途においてオススメできる1台
Dell S2722QCについて一言でまとめると「コスパ最強の4Kモニター」ということです。
4K HDRとUSB Type-C出力に対応していて、実売価格が4万円前半。
同等の条件のモニターの多くは4万円後半から6万円程なのでかなり安いことが伺えます。
映像系の細かな話はよく分からないので解説しませんが、ビジネス用途においての4K解像度は、文字が潰れにくく目が疲れにくいといった特徴があるため、作業がやりやすいのも特徴です。
製品仕様・付属品
仕様
付属品
付属品はUSB Type-Cケーブル(USB 3.2 Gen2)1本と電源ケーブル、モニター用スタンドと取り扱い書のみ。
モニター本体にはHDMI端子が搭載されていますが、HDMIケーブルは付属しないので注意が必要です。
レビュー
狭いスペースでも入るサイズ感
モニターの特徴として、どんな機種であっても同じ縦横比とインチ数である限り殆ど本体サイズは変わらないといった、他のガジェットにはないことがあります。
そのため、高さや奥行きに制限があるスペースに設置する場合はスタンドの能力が大事になる訳です。
今回紹介するDell S2722QCに付属するスタンドは非常によく出来ています。
筆者がモニターを設置した場所は高さに制限がある場所になるのですが、スタンドを一番低くすることで問題なく置くことが出来ました。
また、奥行きもそこまで取らないので机のスペースを邪魔しません。
スタンドの高さは最低40cmから60cm近くまで調整することが可能です。また、回転することも出来るので縦置きも出来ます。
商品付属のスタンドで40cmまで高さを下げられる機種はそこまでないし、調整できる幅も広いから配置する場所が限られるユーザーにとっては有り難い限りです。
大画面で文字潰れの少ない4Kディスプレイ
モニターの肝となるディスプレイは、27インチのノングレアタイプで、4Kの解像度を持っています。
27インチという大画面に解像度の高い4Kディスプレイが組み合わさっているため、文字潰れが少ない上にアプリケーションを画面半分に配置しても表示が崩れません。
だから、Power PointやGIMPといったアプリを使用して、図の細かな点を簡単に修正することが可能です。
また、画面に過度に近寄らなくても内容を十分に確認できるため、目が疲れにくく、ノートパソコン使用時より姿勢がよくなるといった良い点もあります。
4K HDRをサポート
近年のモニターにはよくあるHDR規格もサポートおり、規格としてはHDR10に対応しています。
そのため、Windows 10・11でHDR設定も可能です。
では、「HDRをONにすることで実際に画質が良くなるのか?」という話ですが、個人の感想としてはよく分かりません。
挙動としては、全体的に輪郭と色がはっきりとし、モニターの明るさもかなり明るくなるといった感じになります。
この挙動に対して、「画質が良くなった」と言ってよいのかは詳しくないので言及することを避けておきます。
ただ、通常の作業時にはかなり目が疲れることや、グラフィック性能が低いパソコンではパフォーマンスも低下するので映像系のことをやらない限りはOFFにしておいて問題ないです。
USB Type-C対応
このモニターにはHDMI端子の他にUSB Type-C端子を搭載しています。
そのため、USB Type-Cケーブル1本で接続機器の映像出力、給電、データ転送等が可能です。
だから、これまで2本あったケーブルが1本にまとめられ、PCのACアダプターが不要になるため机周りをスッキリさせることが出来ます。
機種によって異なりますが、このモニターが対応している最高出力の4K 60p出力もUSB Type-Cケーブル1本で行うことが可能です。
電力については最大65Wまで出力できるので、大半のパソコンの本体充電も同時に出来ます。
スピーカー搭載
おまけ程度ではありますが、モニター本体にスピーカーが搭載されています。
音質は正直言って微妙ですが、3.5mmにイヤホンジャックが搭載されており、ヘッドホンへの出力も可能です。
スピーカーが搭載されているため、外付けスピーカーを用意しなくても、FireTV StickやChromecast with Google TVといった機器をHDMI端子に接続して使うことが出来ます。
細かな点で気が利く便利機能
細かな点として、PinP機能を使用してType-Cの映像出力とHDMIの映像出力を同時に表示することが出来ます。
また、PinPのサイズも大小2つから調整でき、更には画面半分を表示に当てられるPBP機能も搭載。
27インチの大画面を活かして、複数の機器の映像を同時に確認することが可能です。
更に、Dell Display Managerをインストールすることで、アプリケーションの配置やディスプレイの制御が行えます。そのため、大画面のモニターでよくある、アプリ配置に困るといった問題は一切ありません。
また、USB 3.2 Gen1ポートを搭載しており、そのうち1ポートは給電にも対応しています。
そのため、モニターのみでFireTV StickやChromecastへの電力供給が可能です。
標準状態で3年サポートが付属、Dell公式ストアなら延長も可能
Dell S2722QCは、どの店舗で購入しても標準状態で3年のメーカー保証が付属します。
また、ディスプレイにドット抜け等が1つでもあれば交換に応じてくれます。
交換に関しても、製品が届いてから返送することが出来るので、作業の手を止めることなくサポートを受けることが可能です。
テレワーク等でモニター使用が必須になっているビジネスマンといった、モニターの動作が仕事に影響してくる人にとってもいい選択肢になるでしょう。
更にDell公式ストアで購入することで、保証期間を最大5年間延長することが出来るので、長期間モニターを使用する人にとってはサポート入れておいて損はないでしょう。
ただ、私のもとに届いた個体に置いては、サポートを使用しなくてもドット抜けといったトラブルは今の所ないので、品質的には十分なものがあるといえます。
まとめ:これだけ揃った4Kモニターは殆どない
このモニターについてまとめると、「これだけ揃った4Kモニターは殆どない」そんな製品になります。
高解像度の4Kディスプレイに、ケーブル1本で映像出力とパソコンの充電が出来るUSB Type-C端子を搭載して、HDRにも対応している。
何度も言いますが、これだけの機能を搭載して実売価格は4万円台と他社よりも低価格なのが特徴です。
ですので、「USB Type-Cが使える4Kモニターを安く手に入れたい」という人にオススメできるそんな製品といえるでしょう。
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