・2-in-1ノートパソコンの選び方を知りたい
・どんな機種がオススメかを知りたい
この記事では「大学生向け 2-in-1ノートパソコンの選び方」と題して、2-in-1ノートパソコンの選び方と筆者オススメの機種について紹介します。
「これから2-in-1ノートパソコンを買いたいけど、どんな機種が良いか分からない人」「2-in-1ノートパソコンの選び方を知りたい人」は是非最後までお読みください。
実際に2-in-1ノートパソコンを所有し、使用している筆者が解説します。
2in1ノートパソコンの選び方
「使用目的は何か?」を明確化する
どのガジェットにも共通して言えることですが、まずは「使用目的は何か?」をハッキリさせることが大切です。
「スタイラスペンでメモを取ること」それだけが目的ならば、iPadといったタブレットで問題ないですし、ペンが使える安いタブレットでも事足ります。
何もパソコンにこだわる事はありません。
その一方で、タブレットでは対応していないソフトでスタイラスペンを使いたいのならば、2-in-1ノートパソコンでなければいけません。使用するインターフェイスがUSB-Cでは足りないのならば、2-in-1ノートパソコンの方が取り回しがしやすいです。
このように、使用する用途が明確になれば自ずと選ぶガジェットがはっきりするはずです。
この点をハッキリさせた上で、「2-in-1ノートパソコンが良い」となったら以下の解説を読んで欲しいと思います。
選ぶ際に気をつける点は以下の4つ(番外編1つ)です。
- 搭載OSの種類
- 「デタッチャブル」か「セパレート」か
- スタイラスペンは使えるか
- 搭載しているインターフェイスの種類
- 番外編:内蔵カメラの性能
搭載OSの種類
搭載OSの種類によって出来ることが異なってくるので注意が必要です。
現状、2-in-1ノートパソコンに搭載されているOSは「Windows」か「Chrome OS」の2つに絞られます。
「このパソコン1台で大学生活をこなす」という人や「どちらかといえば、パソコンとして使う場面が多い」「その他、Windows OSを使用しなければならない」という人であれば、Windows OSを選択しましょう。
現状、Windows OSでしか動作しないソフトや、Chrome OSに対応していないプリンター等も存在します。
また、高性能な機種の選択肢も多くあるので「パソコンとして使うことが多い」のならば、Windows OS搭載機種を選びましょう。
対して、「予算を安く抑えたい」「どちらかといえば、タブレットとして使う場面が多い」「Windows OSでなくても困ることがない」という人ならChrome OSを選ぶべきです。
Chrome OSはOS自体の動作が軽いことが特徴であり、低性能で安い機種が多いのが最大のメリットになります。
その他、Androidスマートフォンとの連携や、一部のAndroidアプリケーションが動作するといった点もメリットにあるため、タブレットとして使うことが多いのであればChrome OS搭載機種を選びましょう。
その点は普通のノートパソコンと大して変わらないので、パソコンを選ぶ時の感覚で選んでいいでしょう。
「デタッチャブル」か「セパレート」か
2-in-1ノートパソコンはざっくり2つの種類に分けることが出来ます。
キーボード部分と画面が分離する「デタッチャブル型」と、画面部分が回転する「セパレート型」です。
デタッチャブル型はキーボード部分が薄く、貧弱な機種が多いことや、キーボードを分離して使えるようにしているため、構造的に長時間高負荷がかかる作業が苦手です。
そのため、「デタッチャブル型」は、そこまで性能を求めず、タイピングをする機会が少ない人が選ぶべきといえます。
一方、セパレート型はキーボード部分が画面とヒンジでしっかり繋がっているため、構造的にも他のノートパソコンと変わりません。
安定した性能と、しっかりとしたキーボード、セパレート型より多いインターフェイスを兼ね備えているのが魅力になります。
そのため、「セパレート型」は、性能を重視し、よくタイピングをする人やタブレットとして使用する機会が少ない人が選ぶべきといえます。
スタイラスペンは使えるか
スタイラスペンが使えるかも重要な点になります。
大半の2-in-1ノートパソコンはスタイラスペンを使用できますが、その場合はどの規格に対応しているのかをしっかり確認すべきです。
WindowsであればMPPやwacom AES、Chrome OSであればUSIといった感じです。
また、メーカーが機種専用のペンを出しているのか、そうでなければどの規格に対応しているのかも合わせて確認しましょう。
スタイラスペンの選び方については是非、過去の記事を参考にしてください。
スタイラスペンの選び方について解説した記事はこちら!
搭載しているインターフェイスの種類
搭載しているインターフェイスの種類も確認すべきです。
自分の使用用途において、どんなインターフェイスが必要なのか、それをどれだけ使用するのかを考える必要があります。
特に、デタッチャブル型は構造上USB-A端子やLAN端子、micro SDカードスロットといったインターフェイスが廃止されていることが多く、待っているのはアダプター地獄。
セパレート型であればその点は多少解決しているので、外部機器と接続する機会が多いのならこっちを選ぶべきでしょう。
また、以前の記事でも書いた通り、工学部の学生(特に情報系)は2-in-1ノートパソコン全体で廃止傾向にあるLAN端子を使用することが多いので、あまりオススメしません。
ただ、「それでもいい」というのならば、セパレート型を選ぶのがいいでしょう。
番外編:内蔵カメラの性能
これは番外編になりますが、内蔵カメラの性能も重視して選ぶといいでしょう。
特にデタッチャブル型の機種であれば、アウトカメラを搭載している機種も多く、スマートフォンと同じ感覚で画像の記録が出来ます。
そのため、搭載しているカメラの画素数や実際に撮影された画像等を確認しましょう。
また、インカメラの画質に関してはオンライン面接等多くの場面で使用します。
インカメラの画角や明るさ、補正機能の有無を確認するようにしましょう。
経験上、インカメラの画質や画角はその人の印象を伝える上でかなり重要なポイントとなるため、「出来るだけよく映る」そんな機種を選びましょう。
一部機器では顔認証機能にも対応している場合があるため、そういった点も見ておくといいでしょう。
今回番外編にしたのは、2-in-1ノートパソコンに限らず、普通のノートパソコンであってもかなり大事になってくる点だからです。
筆者オススメの機種
デタッチャブル型
ASUS Chromebook Detachable CM3
キーボードとペン、縦置きスタンドにもなるケースなどが付属するChromebookです。
タブレットより安く、キーボードとペンが付属するガジェットが欲しい人、キーボードとペンの両方を駆使して作業する人にオススメの1台。
メインデバイスとして使うには色々と都合の悪い1台ですが、Windows PCのサブデバイスとしては丁度いいモデルです。
ストレージが64GBと128GBモデルの2種類あるので、余裕があれば128GBモデルを選びましょう。
Surface Pro 9
Windows OSが必要、Windowsタブレットを検討しているのであればオススメできる1台です。
性能もある程度確保されており、アウトカメラも搭載しています。
メインPCとして使いたい人にオススメです。
付属品が別売りになっており、それらを揃えるとそれなりに値段がするのが弱点になります。
Microsoft SQ3搭載モデルとIntel製の2種類がありますが、性能重視ならIntel製CPU搭載モデルを買いましょう。
セパレート型
Let’s Note QR・LIFEBOOK WU3/H2
この2機種は本体性能・インターフェイス共に大学生にオススメできるノートパソコンです。
詳細については以下の記事で比較、解説しているので是非参考にしてください。
dynabook V6/V8/VZ
性能、動作の安定性、耐久性も高い1台です。
セパレート型では珍しく、画面を回転させることでアウトカメラが搭載されています。
キーボードの入力感覚や本体性能も良いので、パソコン使用を中心として考えている人にもオススメできる1台です。
ただし、LAN端子が搭載されていないので、工学部(情報系)の学生の皆さんはよく確認して購入しましょう。
まとめ
今回は「大学生向け2-in-1ノートパソコンの選び方」と題して、2-in-1ノートパソコンの選び方とオススメの機種について紹介しました。
2-in-1ノートパソコンの選び方を簡単にまとめると以下の通りになります。
- 搭載OSの種類
- 「デタッチャブル」か「セパレート」か
- スタイラスペンは使えるか
- 搭載しているインターフェイスの種類
- 番外編:内蔵カメラの性能
この記事があなたのパソコン選びの参考になってくれると幸いです。
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