【この価格で大丈夫?】無限の可能性を秘めたWi-Fi、おてがるWi-Fiを使用してみて分かったこと

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テレワークやオンライン授業が一般化し、自宅や外出先でも安定したWi-Fi環境が求められるようになった現代。場所を問わず快適に作業できる環境がほしい、そう考えている人は多いのではないでしょうか。
因みに筆者もその一人。過去にSoftbankのプリペイドSIMについて記事にしていますが、これまで様々な方法を試してきました。
今回はその方法の一つ、おてがるWi-Fiを使ってみたので紹介したいと思います。

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おてがるWi-Fiとは

今回紹介する「おてがるWi-Fi」はクラウドSIMを使用したWi-Fiサービスレンタル、月契約、使い切りなど様々な使用方法があり、柔軟で尚且分かりやすいサービスが特徴です。
クラウドSIMという形式上、国内外関わらずルーターの電源をONにするだけで使用出来るなど初心者でも問題なく扱うことが出来ます

おてがるWi-FiはクラウドSIMの中でもSoftbank回線を使用しており、速度面やエリアにおいても安心感が高いです。

実際に導入してみた

今回はYahoo ショッピングにて1年間100GB使い切りプランを購入しました。このプランは使用開始日から1年間または期間中に100GB使い終わったら契約が終了するもので、値段はルーター込みで5,980円。クーポンの使用で5,780円で購入することも可能です。

100GB以外にも10,30,50GBとラインナップも多く、ライフスタイルによって自由に変更できる他、一回ルーターを購入していれば通信容量を使い切っても追加で容量を購入し、増やすことも出来ます

難しい設定は特になし

付属してくるものはたったこれだけ。あとは広告やA4用紙1枚だけの説明書らしきものが付属する。

購入時に付属してくるものはルーターと充電ゲーブルのみで、SIMカードは付属してきません。
使用方法としてはルーターの電源を入れ、接続したい機器にSSIDとパスワードを入力するだけ。APN設定などを行う必要がないので、過去にWi-Fi接続をやったことがあれば誰でも簡単に使用することが出来ます。
また、クラウドSIMの通信を担っているSIMカードはルーター本体から取り出せないようになっている他、別にもう一つSIMカード(micro SIM)を挿すことが出来るのでデュアルSIMで運用することも可能です。

通信状況はWebから確認

通信残量や通信状態の確認は全てWebサイト上で出来るようになっており、本体設定なども全て同じページで行います。余計なアプリを入れる必要がない点はかなり高評価です。
Webサイト上ではSSID、パスワードの確認、本体設定の他にも接続している機器の管理やデータ容量に制限をかけるなどが出来ます。

管理画面のIPアドレスは192.168.43.1(ルーター本体のカバーを外すと書いてある)。 Wi-Fi接続時にアクセスすることでデータ残量や管理画面にアクセスできる。

管理画面。初期パスワードはシンプルかつ不正アクセスの危険性が高いため購入後すぐに変更するようにしよう。

ルーターの返却は不要

今回購入したプランの場合、通信容量を使い切りルーターを使用しなくなったとしても返却を行う必要はありません
実際、おてがるWi-Fiにはルーターを返却するプランも存在しますがYahoo ショッピングで販売されているものは返却不要。返却時にかかる費用は一切ありません。

そのため、サービスを使わなくなったら前述したSIMカードスロットにカードを挿してSIMフリー端末として運用することも可能です。(予めおてがるWi-Fi側に連絡し、SIMロック解除を行ってもらう必要があります)

また、おてがるWi-Fiは通信容量を使い切ってもYahoo ショッピングなどで追加容量を購入することができる特徴があり、この場合は手元にあるルーターのIMEI(個体識別番号)が必要になります。

通信速度はそこそこ。オンライン会議も十分にこなせる

ここまでルーターやサービスをメインに紹介してきましたが、ルーターで肝心なのはやはり通信速度。そんな訳で実際の計測データと筆者の普段遣いでどう感じたかを紹介したいと思います。
まずはスピードテスト。このような結果になりました。

朝(8:00)

午前(10:00)

昼(12:00)

午後(15:00)

夜(20:30)

Xperia 1Ⅱ、GoogleのスピードテストとアプリSpeedtestを使用して検証してみた結果です。通信速度としてはそこそこといった感じで、極端に遅い訳でもなく、かと言って極端に速いわけでもない。モバイルルーターとして見れば平均的だと思いました。
一応比較として、(通信量の都合上)12:00台のみ筆者のメイン回線であるau(本家)でも計測し比較をしてみた所、上りは倍以上速いものの下りは遅いといった感じになりました。

尚、今回の検証では計測場所の使用時間の関係で朝(8:00台)と夜(20:30台)は数キロほど離れた自宅にて行いました。場所によって通信速度が変化することもありますので予めご了承下さい。

実際に使用してみての感じとしては、先日外出先でZoomを使用した会議を行った際にもイライラすることなく問題なくこなすことが出来ましたし、ルーター自体の通信速度によって左右されますが写真のバックアップなども難なくこなすなどポテンシャルは高いです。

また、ルーターのバッテリー残量やルーターの電波状況によって変化しますが、理由なしに突如として通信が途切れるといったことはなく全体的に安定して使用できました。

ただしルーターに問題あり

ここからは実際に使用してみて不満に思った点を2点を紹介します。

ルーターの起動が遅い

これはおてがるWi-Fiのサービスというよりルーター側の問題になるのですが、とにかくルーターの起動が遅いです。
試しにルーターを起動してから通信が可能になる(接続側の機器がネットワークに接続されるまで)の時間を計測してみた所、1分5秒という結果になりました。
1分程度なら問題ないのでは…?と思われる方もいるかと思いますが、実際にモバイルWi-Fiを使用したい場面は出来るだけ早く使用したいと焦っている場面が多いのでこの起動速度はストレスになると言えるでしょう。

起動自体は1分以内で完了するものの、そこから機器の接続が完了するまで数秒ほどかかる

起動速度についてはハードウェア側の性能に左右されるのは当然のことですが、クラウドSIMという構造上接続するのに時間が掛かるのでしょうがない気もしつつ、問題点として挙げました。

端子がmicro USB

この点は筆者のワガママになってしまうのですが、充電端子がmicro USBなのはちょっとだけキツイかなと感じました。
筆者の身の回りの環境は少しづつUSB Type-Cに切り替わっていっているので正直な話辛い点ではあるように感じましたし、人によってはこれだけで選択肢に入らない人もいると感じたので問題点として挙げました。
ただ、通常使用においては問題ない話なので、気にしない人には問題ではないように感じます。

総評:サービスとしては文句なし、人次第で活用法は無限に広がる

おてがるWi-Fiのサービスを初めて使用しましたが、通信容量に対しての価格の安さやサービスが明確になっている点はとても良いと感じました
今回筆者は外出先での作業環境の構築を目的に購入しましたが、人次第では自宅での教育用に購入したり、サブ回線として所有したりと人の数だけ使用用途が生まれるような気もします。

勿論、今後通信帯域を提供しているSoftbankが制限をかけたり値上げをする可能性はあるので、この記事を執筆している2021年4月8日の段階より値段が高くなる可能性はあります
もし、購入を検討されている方がいれば早めに買っておいた方が良いかも知れません

そして、「誰でも気軽にインターネットを使用できる」そのようなことを求められる現代においてこの「おてがるWi-Fi」は一つの解決法になるのかもしれません。

「Yahoo ショッピング」で今回レビューした商品を購入する
おてがるWi-Fi(ルーター付き / 100GB)

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