Xperia 1 VIを2年使った結論。Xperia 1 VIIIに買い替えるべきか、本音で考えてみた

Xperia 1 VI スカーレットの背面を手に持った写真 Xperia
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いきなりですが、筆者はXperia 1 VIを約2年、メイン端末として使い続けてきました。

後継のXperia 1 VIIIが発売された際、正直かなり迷いました。でも結論から言うと、今回は買い替えません。

理由はシンプルで、今のXperia 1 VIで困っていることが「買い替えを決断するほど」ではないからです。

バッテリーは確かに劣化しましたし、細かな不具合はいまだに直っていません。

ただ、音・カメラ・画面という、この機種を選んだ一番の理由は、2年経った今でも全く色あせていないのです。

この記事では、2年使って見えた「まだ現役と言える理由」と「さすがに気になる現実」そしてXperia 1 VIIIで何が変わって何が失われたのかを整理します。

同じように買い替えで迷っている方の判断材料になれば嬉しいです。

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筆者のXperia 1 VIについて

  • SIMフリー版の12GB / 512GBモデル
  • カラーは限定色のスカーレット
  • 予約購入したので、使用期間は2年と少し
  • 連絡手段を含めて、日常のライフラインを担うメインデバイス
  • 現在はdocomo(ahamo)のSIMを挿して運用

結論早見表

Xperia 1 VIIIに買い替えてもいいと思う人

  • 超広角や望遠でもっと画質にこだわりたい人
  • 長いサポート期間を確保し直したい人(VIIIはOS更新 最大4回、セキュリティ6年)
  • SIMフリー版でミリ波を使いたい人

まだXperia 1 VIでいいと思う人(筆者はこっち)

  • 音質と、カメラの「レシピ再現」のしやすさに満足している人
  • 望遠の光学連続ズーム 85〜170mm を使っている人
  • テレマクロやVlogモニターなど、Xperia VI世代の機能を手放したくない人
  • 普段使いで1日バッテリーが持っている人

2年使って「まだ現役」と言える理由

最高のオーディオ性能は、2年経っても色あせない

元気を出したいときや、疲れたときに音楽で癒やされたい瞬間は誰にでもあるはずです。

そんなとき、私はお気に入りのイヤホン WF-1000XM5 とXperia 1 VIを繋いで、好きな音楽を再生しています。

Xperia 1 VIとWF-1000XM5を机に並べた写真

すると自然と元気が湧いてきますし、リラックスもできるのです。

これは音楽そのものの力やイヤホンの力もあると思います。

ただ、Xperia 1 VIは他のスマホより一音一音がクリアで粒がしっかりしているので、歌詞や曲に織り込まれた想いがダイレクトに伝わってくる感覚は、2年使った今でも変わっていません。

AIで音源をアップスケーリングしてくれるDSEE Ultimateや、電気信号の回路までこだわった設計が活きているのだと思います。

ただ正直、この際そんなことはどうでもいいんです。

単純に音がいい、それで十分なんですよね。

Xperia 1 VIで音楽を聴いていると、なんだか素直になれます。

辛い時は涙が出そうになりますし、いい気分の時はその気分を更に高めてくれる。

すると自然とアイデアも浮かんできて、仕事やブログなどのアウトプットにも繋がっていくのです。

私にとってXperia 1 VIとWF-1000XM5は、「自分を保つ・リセットするためのマスターピース」である。

この体験が今も毎日得られる以上、ここは買い替える理由にはなりませんでした。

日常の一瞬から真剣な写真まで全てに対応できるカメラ

Xperia 1 IIから乗り換えて驚いたのはカメラ性能。

特にオートモードの改善が大きかったです。

これまでの機種が苦手だった色味や明るさの問題がかなり改善したので、食事や日常の一瞬を満足いく状態で残せるようになりました。

Xperia 1 VIのオート撮影で撮ったワッフルの写真
オートでサッと撮ったカフェのワッフル。24mm、F1.9、ISO25

そして一番大きいのは、「真剣に写真撮影をしたい」と思った時の懐の広さだと思います。

ISO感度やシャッタースピード、ホワイトバランスなどを、実際のカメラに近い数値で設定できます。

だから写真サイトなどに載っている「レシピ」をそのまま応用できますし、少し設定を変えただけで全く別の写真になる面白さをダイレクトに体験できるのです。

Xperia 1 VIのプロモードで撮影したWALKMAN NW-F885の接写
プロモード作例。ISO160、1/320秒、F1.9

シャッターボタンがあるのでブレにくい点も含めて、この楽しさは他のスマホではなかなか代替しにくいところです。

日常も撮れて、こだわり撮影も楽しめる。

2年使っても、しっかり両立していると感じられるのはXperia 1 VIの強みだと思っています。

Xperia 1 VIで撮影した三方五湖レインボーライン展望台からの風景
プロモード作例。24mm、F1.9、ISO25

ディスプレイの変更は、杞憂だった

1シリーズで長く続いた21:9の4KディスプレイをやめてフルHD+に変わった時は、正直かなり心配でした。

でも実際に使ってみると、VRのように目と画面が極端に近づく使い方でなければアラは感じませんし、発色の良さも変わりませんでした。

むしろディスプレイ自体が明るくなったことで、屋外で構図やプレビューを確認しやすくなったメリットの方が大きいと感じています。

可変リフレッシュレートのおかげで、PIPでYouTubeを流しながらSNSを見ても滑らかさが落ちないのも、地味に満足度が高いポイントです。

アクションバーとダッシュボードで利便性が向上

Xperia独自のアクションバーになって、一度に表示できるアイコンが4つから8つに増加しました。

Wi-FiやBluetoothだけでなく、テザリングや画面の自動回転まで置いておけます。

ダッシュボード側にはよく使う操作やヘッドホンのステータスが集約されているので、片手でも操作しやすい設計に。

物凄く細かい点ではあるのですが、毎日触る部分だからこそ、地味に効いていると感じています。

Xperia 1 VIのダッシュボード画面。DSEE Ultimateの状態とWF-1000XM5の接続が表示されている
ダッシュボードはこんな感じ。音質や画質の状態、Sony Sound Connectに対応しているイヤホンであればバッテリー残量がここで確認できる。

Xperia 1 VIIIで大きく変わった点

では、買い替え先のXperia 1 VIIIは何が進化したのでしょうか。

未購入のため公表情報ベースにはなりますが、大きな変化はこのあたりです。

  • カメラの進化: 超広角・望遠ともに大型センサー(48MP、1/1.56型)になり、3眼とも高画質に。Ultra HDR撮影やAIカメラアシストにも対応。
  • スピーカーの進化: 左右同一ユニットになって、最大音圧が向上。
  • Bluetoothの進化: Xperia 1 VI比で最大2倍の出力とされていて、混雑した環境での安定性も向上。
  • 通信面での進化: SIMフリーモデルでミリ波に対応。衛星との直接通信についても、Xperia 1 VIIIは2026年10月のアップデートで検証完了機種に追加(auのみ)。ahamoユーザーとしては、docomo Starlink DirectでもSIMフリー機種への対応が広がっていくことに期待したいところ。
  • 性能面での進化: SoCはSnapdragon 8 Gen 3 から 8 Elite Gen 5 に変更。
  • サポート期間の延長: OS更新は最大4回、セキュリティは6年(2032年6月頃まで)に延長。

特にカメラのセンサー大型化と、サポート期間の長さは素直に魅力的だと感じました。

「今から長く使う前提で買い直したい」という方には、Xperia 1 VIIIを選ぶ十分な理由になると思います。

一方で、Xperia 1 VIIIで「失われるもの」

比較記事を読んで意外だったんですが、進化と引き換えに失われるものもあります。

  • 望遠の光学連続ズーム 85〜170mm の廃止(Xperia 1 VIIIは70/140mmのクロップ方式)
  • テレマクロは最大約2.1倍から約1.0倍 に(Xperia 1 VIIIではAFに対応した代わりに、最大倍率が低下)
  • Vlogモニターに非対応(Xperia 1 VIが対応する最後のモデルとされている)
Xperia 1 VIのテレマクロで撮影したDualSenseの接写
テレマクロでDualSenseのグリップを接写。△○✕□の柄1つ1つまで写るのが分かる。(120mm、F2.8)
Xperia 1 VIのPhoto Proでテレマクロ撮影中の画面。焦点距離120mmと表示されている
撮影中の画面。120mmで、マニュアルでピントを追い込む仕様になっている。

スペック表だけ見ると「Xperia 1 VIIIが全部上」に見えてしまいます。

ですが、Xperia 1 VIで気に入っている機能が自分の使い方に入っている方は、買い替える前にここを確認しておいた方がいいでしょう。

2年使ったXperia 1 VI側の現実

ここまで良いことばかり書いてきましたが、現実もちゃんと書いておきます。

結局は、バッテリー持ちが一番の現実

買い替えを迷った一番現実的な理由は、性能でもカメラでもなく、やっぱりバッテリー持ちでした。

バッテリー状態確認アプリを用いて、記事執筆時点(2026/10/30)のバッテリー健康状態を見ると最大容量は88%程度。

Xperia 1 VIのバッテリー情報画面。健康状態88%、サイクル回数530回と表示されている
バッテリー情報アプリの表示。健康状態は88%、サイクルは530回(2026年10月時点)。あくまでアプリ上の表示なので、目安として受け取ってほしい。

毎日メインデバイスとして2年間使っていたら、「いたわり充電」で90%に抑えて使っていても、1割近くは劣化してしまうということです。

Xperia 1 VIのいたわり充電設定画面。制限容量90%が選択されている
いたわり充電は購入時から制限容量90%の常時オンで運用。それでも2年で約1割の劣化は避けられなかった。

気を遣って使っていても、劣化そのものを止めることはできません。

今の使い方だと、マップやカメラ、動画視聴などで酷使しない限りは1日持ちます。

ただ、休日に地図を見ながら写真を撮って、スキマ時間に動画も見る、みたいな日は少し心配になります。

新品の頃の余裕はもうない、というのが正直な感覚です。

発売当初からの不具合が、今も直っていない

サイドセンスに表示されるアプリアイコンが正しく映らないことがある問題も、その一つです。

これはXperia 1 VIの発売当初からある不具合なのに、今も出ています。

致命的ではないんですが、こういう細かな不具合が放置され続けるのは、正直もったいないですし、残念な気持ちにもなります。

セキュリティアップデートの遅さは、さすがに問題

ここは少し強めに書いておきたいところです。

サイバー攻撃が高度化している昨今の状況を見ると、脆弱性への対応はスピードが命のはず。

それなのに、セキュリティアップデートを90日近くまで引っ張る対応は、少し問題があると感じています。

その間ずっと、既知の穴が開いたままになってしまうからです。

例えばAppleは、月1回前後のペースでセキュリティを含むアップデートを出していますよね。

それと比べると、90日単位でギリギリ、という運用はどうしても見劣りしてしまいます。

あわせて、OSアップデート期間の短さも、もったいないと感じています。

ここまで満足度が高くて自分の要件を満たしている機種なのに、OSアップデートが3年しかありません。

次のXperia 1 VIIからは4年に伸びましたし、Xperia 1 VIIIではセキュリティも6年になりました。

だからこそ、Xperia 1 VIの期間の短さと更新の遅さが余計に際立ってしまうのが正直なところです。

まとめ

私の結論は繰り返しになりますが、今回はXperia 1 VIIIには買い替えません。

バッテリーは1割近く劣化しましたが普段は1日持ちますし、不具合はありますが致命的ではありません。

そして音とカメラの体験は、2年経った今でも「買ってよかった」と思える水準にあります。

今後の見通しについては、正直に言うと要検討中というのが本音です。

もともとこの機種は、4年使うことを想定して買いました。

前提としては、セキュリティアップデートが終了する2028年6月頃まで使うつもりではいます。

ただ、それもバッテリーの持ち次第にはなりますし、その前に心をくすぐる端末が出てきたら話は変わってきます。

その時はまた、そのタイミングで迷えばいい。

もし今、カメラの画質を一段上げたい、サポート期間をリセットしたいという方であれば、Xperia 1VIIIへの買い替えは十分アリな選択です。

逆に、私のようにXperia 1 VIの音・連続ズーム・撮影の自由度に満足しているなら、無理に買い替える必要はありません。

「最新だから買い替える」のではなくて、「自分が何に満足して、何に困っているか」で決める。

それが2年使って出した、私なりの答えです。

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