皆さんの自宅に一台はあるだろうスマートスピーカー。筆者もGoogle Nest miniを導入し、天気の確認や目覚まし時計、Bluetooth接続でパソコンのスピーカー代わりにするなど多岐に渡って使用しています。
しかし、筆者はGoogle Nest miniではパワーが足りず「高音域が籠もって少し物足りないな…」と感じていました。
そんな中、先日とある家電量販店のアウトレットコーナーを見ていたらこの問題を解決してくれそうな1台のスピーカーがありましたので思わず衝動買い。
という訳で今回はソニーのスマートスピーカー、LF-S50Gを購入してみたのでレビューしたいと思います。
LF-S50Gについて
LF-S50Gは2017年に発売されたソニー初のスマートスピーカーです。音質に重点を置き、ソニー独自の音質設計や他の機種にはないデザイン性の高さを兼ね備えたスマートスピーカーになっています。
値段は2万円ちょっとでスマートスピーカーとしては高い機種になります。
前述の通り、今回は家電量販店のアウトレットで購入したので価格は7,000円でした。
開封
本体カラーは青、黒、白の3色。どれもマットな仕上がりでとても優しい色合いになっています。今回はアウトレットで購入したので、その場ににあった白を購入しました。
もっと音楽を聴きたくなる音質
第一印象は「とにかく音質が良い」それだけでした。
LF-S50Gは48mmのスピーカーと53mmのサブウーファーを縦型に搭載し、全体的に広がりのある音と力強い低音域、澄んだボーカルを両立しているのが特徴とのことです。
実際に聴いてみると、まさにその通りの音質でした。重低音重視であるものの、全ての音がこもっておらずメリハリがあるバランスの取れた音になっています。
また、スピーカーとウーファーを対抗に配置する独自構造「対向配置2ウェイスピーカーシステム」を採用しているため、どの角度から聴いても籠もった感じは一切ありません。
そのため、アシスタントの音声もかなり聞き取りやすいですし、自然と音楽を聴くことが楽しくなる、もっと聴きたいと思わせてくれる感覚を覚えました。
また、音圧もそれなりにあり、ある程度音量を出すと低音の振動が体に伝わってくる程パワーがあります。
50%でも外へ音が漏れてしまうほど音量が出るので、日常使いではそこまで音量を上げずに使用するのがマストでしょう。
「スマートスピーカー」の枠に囚われない「懐の広さ」
LF-S50Gはスマートスピーカーの枠に囚われない程、懐が広いのも特徴です。
本体正面には時刻、ボリュームを表示するLEDが搭載されており、時間や音量を直感的に確認することができます。
また、Bluetooth接続にも対応しているため、パソコンは勿論、スマートフォンやウォークマンのスピーカーとして使用することも可能です。
Bluetooth接続であれば、ZoomやYouTubeといったスピーカーのChromecastでは音を出力できないアプリでも問題なく使用することが出来ます。
スマートスピーカーでありながらBluetoothペアリング用スイッチやNFCを搭載しており、Google Homeアプリを使用しなくても簡単に接続することが可能です。
音量や曲の選曲、Google アシスタントの呼び出しは全てジェスチャー操作で行うことができ、本体に触れることなく操作することが出来ます。
また、カバー部分が防滴仕様になっているため、濡れた手での操作やカバーが汚れても水洗いすることができ、キッチン等の水場でも使用することが可能です。
ただし、ジェスチャー操作には少しクセがあり、初見で操作するのはかなり難しいと感じました。
使用すれば直ぐに慣れるので問題ないのですが、ジェスチャー操作以外のものを受け付けていないので上手く操作できるようになるまではイライラすると思います。
新品は入手困難だけど、中古は狙い目…かも?
ここまでLF-S50Gについて紹介してきましたが、実はこの商品、既に生産が終了しており新品を手に入れることはかなり難しいです。
筆者は幸いにもアウトレットで見つけ、新品を購入できましたがそうで無い限りは中古品を購入することになるでしょう。
因みに後継機種が出ているのですが、LF-S50Gとは一変しかなり派手なデザインとなっているため好き嫌いはかなりあると思います。
その代わり、ヤフオク等のお店を見ると価格の安い中古品が多く出回っており、安くて1万円以内で購入することが出来ます。
LF-S50Gは前述の通り、本体カバーは取り外して水洗いが出来るので汚れていてもキレイにして活用することが可能です。
ですので、もし中古品に抵抗がなければ悪くない選択肢ですし、音質の良いスマートスピーカーが欲しい人には自身を持ってオススメできるそんな商品です。
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