・デザインと機能をしっかりと両立しているモデル
・カーソル移動がとにかく気持ちいい
今回は、予てより気になっていましたLogicoolのフラグシップマウス「MX Anywhere 3」を手に入れましたので紹介します。
この記事の前半では基本情報を、後半は実使用を通してよかった点と微妙な点、どんな人にオススメなのか?を解説します。
基本情報
スペック
- ・ボタン数:6
- ・接続方式:Bluetooth,Unifhying デバイス,Logi Bolt
- ・精度:1000dpi(Logicool Optionsで200~4000dpiで50dpi単位で変更可能)
- ・端子:USB Type-C
- ・電源:充電式(バッテリー)
- ・持続時間:フル充電後 最大70日(1分間の充電で3時間使用可能)
- ・サポートOS:Windows,macOS,Linux,Chrome OS,Android,iOS
- ・接続デバイス数:3台
- ・カラー:3色(グラファイト,ペールグレー,ローズ)
本体カラーは合計3色で、安っぽさの感じない高級感のある色合い。ボタンの数は必要最低限かつ小さいサイズに収まるように設計されています。
良い点
感性を併せ持ったスクロールホイール
個人的に驚いたのはスクロールホイールです。
このスクロールホイール、電源を入れた瞬間に感性が宿っているかのような挙動をするようになります。
ホイールを転がす速度に応じて、しっかり止まってくれますし、勢いよく転がすと速く回転をしてくれます。
電子的に制御されているので、自分好みの設定で、スクロールホイールの動きを調整できるのは抜群によいです。
自分の意のままに操作できるそんなスクロールホイールでしょう。
ただ、設定を調整しないとスクロールしてほしい時にしてくれないということが起こるので、そこは少し手間がかかる箇所だと思います。
ガラスの上でも認識するスクロール精度
スクロール精度もとにかく高く、ガラスの上でも十分に認識するほど動きが良いです。
マウスパッドの上は勿論、木製の机の上でも十分に動きを認識してくれますし、Logicool Optionsで速度を調整することも出来ます。
ここまで色々な素材の机の上で使用していますが、マウスを動かしているのにカーソルが動かないといった思い通りに動かない挙動を感じたことはありません。
マウスパッドを持ち運ぶ必要がなくなるという点はサイズの小ささも相まって機動性の高さに貢献しているといえるでしょう。
Logicool Optionsでマウスが大きく変わる
Logicool Optionsを使用することで全く別物のマウスになります。
マウスのツイッチの機能割当やスクロールスピード、ホイールの硬さを調整することが可能です。
前述のスクロールホイールのように、硬めが好みなら「スクロールの力」を右に動かすことで硬めに調整できる他、滑らかさを求めるなら左に動かすことで変更できます。
また、ここでカーソル速度も変更することが可能であり、安いマウスよりもより高速に移動速度を変更することも可能です。
Windows , Mac OSでこのマウスを使うなら必須のソフトでしょう。
高級感のあるクリック感
クリック感も軽すぎず重すぎずの丁度よい感覚です。
各種ボタンについても、親指部分についているボタンはしっかりとした押し心地があり安っぽくありません。
スクロールホイールについては、金属のように重い感覚があり、見た目や操作感を含めて重厚感があります。
ボタン一つ一つに節度感があるのも高評価です。
小さいサイズで持ちやすい
サイズとしては、手の大きい人にとっては少し小ささを感じるデザインでしょう。
手の付け根部分が地面と接してしまうのは好みが分かれるポイントです。
もしサイズの大きいマウスが良いのならMX Master 3をオススメします。
ただ、MX Anywhere 3はMX Master 3よりもサイズが小さいとはいえ、機能自体には差がないので持ち運びを重視するならこちらの方が良いといえます。
微妙な点
MX Anywhere 3の唯一の微妙な点は「Unifyingデバイスを本体に格納できない」ことです。
MX Anywhere 3はBluetooth接続で使用することがメインのマウスであることは十分に理解しています。
しかし、いつ遭遇するか分からない対応していない機器を操作するときには必要になるものなので、格納スペースは欲しかったところです。
小さな筐体に格納することが難しいということは承知の上ですが、持ち運んで様々な環境で使えるマウスである以上微妙な点だと感じました。
ただ、基本的には気にならない点ですし、多くの人は気にすることがない箇所だと思います。
まとめ:「小型でシンプルなマウスが欲しい」という人にはベストな選択
このマウスを暫く使ってみて分かったのは「シンプルだけど奥深い」ということです。
これまで使用してきた安物のマウスと違って、スクロールホイール含めて自分でカスタマイズできる点が多いです。
「高機能でなおかつシンプルなマウス」を求めるのならこれ一択だろうと思いました。
また、サイズが小さいので持ち運びにも向いています。自宅に限らず外出先で仕事するサラリーマンやエンジニア、大学生にとっても相性の良いマウスでしょう。
今回は、MX Anywhere 3を単体で紹介しましたが、実はこのMXシリーズにはキーボードも存在します。次回は、このキーボードについて紹介し、組み合わせると何が起こるのか?について記事にしたいと思います。
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